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一週間後ってすぐじゃないの！？
これ悩んでいる間にすぐ土曜日来てしまいそう
そんなこんなでもう金曜日
「え！？なんやて？大学生とデート！！！！？」
「ちょっと、声が大きい！」
「ごめんごめん！びっくりしてもうて・・・」
仕事の昼休みに同期の康二に相談した私が間違ってた
口は堅いから信用しているんだけど
関西から大阪へ転勤してきた同じ部署で唯一の同期
私と違ってノリが良いから何でも話を聞いてくれる
「毎日、連絡とかしてるん？」
「わたしそういうタイプじゃない」
「そうやんなぁ、イメージないわ〜」
あれから蓮くんとのやりとりは特にしていない
時間も何も決まっていないのに大丈夫
明日、デート本当に行くのかな？
「うーん」と頬杖をついて悩んでいた時
携帯が鳴って、メッセージが入った
「お！なんてなんて〜〜？」
康二が私の携帯を持ってメッセージを読み上げる
“Aさん、こんにちは”
“連絡遅くなってごめんなさい。Aさんはこれくらいの連絡頻度がいいかなって”
“明日、１０時にいつものカフェでお願いします”
絵文字はなくシンプルなメッセージ
真っ直ぐで彼らしい
「え！？なんなんこれ？もう彼氏やん！」
嬉しそうに茶化してくる
「・・・恥ずかしいからやめて」
携帯を取り返そうとするも返してくれない
「ええなぁ〜、楽しそうやな〜。若い子といたら気持ちも若くなりそうやん」
「私が若くないみたいな言い方するな」
「ごめんごめん〜。年下の男の子って可愛いやん」
「ん〜〜。そうだね」
康二との会話はできる限り冷静を装ってみたけれど
心臓の音はうるさく鳴り止まない
落ち着いている顔を繕うのに精いっぱいだった
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作者名：mii | 作成日時：2021年2月21日 21時
