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I・最後にさけぶ ページ1

ーーこの魔法界の空は暗く濁ってる。


いつだったか、そう嘆いた日もあった。


私が14の頃の話だ。


あの時は、どの国も欲望にかられ、


ある一人の女と男を


味方に引き込もうと必死になっていた。


何故なら


私たちが闇宮殿に行ったことで、


イデアの杖が数々の疫病や災難を起こし、
人々がその不安から、争い事が多く起きるようになった。


そして各国、各組織が取り入れたい最強の2人こそ、


私、フウカと


あの憎たらしい幼なじみ


チトセである。




私達を巡って


戦争や闘い事が絶えなくなった 。


最終決戦はエリニュエス大陸に持ち込まれ、


本土での戦いとなった。


チトセには青の国の人間であるため、


もちろん仕方ないと思うけれど、元老院側に加担し、


事実上、


私、銀の国VS青の国・元老院連合軍


と言う形式になった。



私は、世界最強の魔法、火を使う最後の火の民。
彼はケオティアロ?様から授けられた世界最強の魔方陣、
時の壁の持ち主。


毎日毎日、


私のために誰かが死に、


その誰かのために誰かが死に、


こうして自分のせいでたくさんの者たちが死んでいくのを


私は黙って見てられるほど


強い人間ではなかった。


この戦いは、


王家の者は、城外へ家出ることも許されなかった。


ーー危険だから。


私に伝えられる理由はいつもこうだけれど


私のせいでこうなってると言う事実に変わりはなく、


2年も幽閉されていると、城の者たちの冷たい態度が


目につくようになった。


『フウカ様さえいなければ』

ーあの子が死なずに済んだのに

ー呪われた髪のくせに迷惑ばかりかけて。

ー本家じゃなくて貴族から銀の国の新たな王を出せばいいのに。

ー美しい銀色の髪をもつ者こそ新たな王にふさわしい


もううんざりだった。


いっそこんな城から飛び出して


自由に死にたかった。


まるで鍵付きの鳥かごのように、


自分の居城のこの城でさえ、私を狙っているようだった。


私は自分の部屋から出てこれなかった。


人間不信、とでも言うのか。


人が信じられなかった。


みんな嘘を言っているようだった。


私は、そのうち元老院に殺され、


大好きだった彼は、13番目から格上げされて、
王位に着くのだろうか。


いっそのこと、この後城にいるのも生き地獄だから


とっとと殺してくれないか、とも思った。




何故人はこんなに醜いのだろう。


もう何年も見ていない空は、


どんな色をしているのだろうか。

2・続き→


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Alice - kajtuuwnさん» ご指摘どうもありがとうございます。以後気をつけたいと思います。 (2022年7月18日 21時) (レス) id: bf9c3823a0 (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月18日 21時) (レス) id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/9179/  
作成日時:2022年7月18日 21時

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