91日目の朝 [91days] (ページ10)

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Day8. ページ10

ネロが首領へとなった。
ヴィンセントファミリーのドンはネロ。
バルベロ達も必然と幹部へ昇格した。

「アヴィリオ、その酒をシカゴに持っていってくれ」

「待ってくれ、それなら俺が」

「俺らは舞台の方をやらなければいけないだろ」

「はいはーい！じゃあ私も行く！」

不穏な空気を打ち破るように元気よく発言する。バルベロもまぁ、それなら…というような顔をする。ネロもお前なら、と了承してくれた。

「…なんで着いてきたんだ。」

「コルテオと合流するんでしょ。変に誰かいるより私がいるのが一番楽だよ」

「それは裏切り行為にならないのか」

「親友のコルテオに会うことが裏切りになるの？」
と言うと彼は微笑んで前を向いた。

船では私を気遣ってか別行動をしようと言われたのでそうする。シカゴについて船を降りやっとコルテオと合流する。

アヴィリオの昔の家に着いて三人でくつろぐ。

「Aはこんな真似して良かったのかい？」

「バレたらやばいね～」

「それなら…っ」

「まぁ、あのとき死んでた命だし…バルベロに殺されるなら本望かもしれない。」

「…なんで、そんな」

コルテオは悲しそうな顔をする。アヴィリオは何考えてるかわからない表情で天井を見上げてる。

「そりゃ、死にたくはないけど、死ぬ時はみんな死ぬんだよ。」