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4話目 ページ5
それぞれに割り振られた部屋があるようで私の部屋も存在した。
ベッドに机にタンス。
机の上にはランプという簡素な部屋だった。
鬱先生は前の持ち主の名残が少し残ってるかもと言っていたがそれにしては簡素すぎると感じた。
気にせず使わせてもらうことにしよう。
タンスの中身はただ一着、白く穢れのないワンピースがかかっていた。
見覚えがない上自分の趣味ではないのでおそらく前の持ち主のだろう。
荷物は既に部屋に運ばれていた。
…なぜ荷物が私のとわかったのだろう?
机の引き出しを開けると一番下の奥に箱があった。
開けてみると中から出てきたのは小さなダイヤが輝くシンプルな指輪だった。
これは大切なものなのではないだろうか。
…なぜこれを置いていったのか。
見てはいけないような気がしてその箱はそっと閉じ机の奥に再びしまった。
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作者名:上田 | 作成日時:2017年1月27日 10時