手帳の中身と2年後 ページ22
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1人になった部屋の電気をつけソファーに座った。
剛「あれっ、」
テーブルの上には見覚えのない手帳が置いてあった。
剛「Aか、、？」
見た目から女用やったから多分Aや、
せやけど、Aが手帳なんか書くんや。
また新しい面を知れたような気がする。
電話するか
そう思ったけど、、なんや、人間の心理、、？
中身が見たい。
あかんってわかってる。
けど見たい。
見たところでバレへん、、やんな？
恐る恐る開けた。
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2004年4月10日
剛くんが亡くなってまる1年。
あの日から後悔しかない。
あの時剛くんを守り話しを嫌がっても聞いていれば。
剛くんが最後にくれた手紙。
あの時私から気持ちを伝えていれば剛くんも伝えてくれたのかな。
大好きな人に会いたくて会いたくて。
何をすれば剛くんは戻ってきてくれるのかな。
────────────────────────
剛「なんやこれ、、、」
俺が死ぬ、、？
いや、、これは2年後の日付や。
.
.
ずっと胸に引っかかっていた謎が解けたような気がした。
.
.
プルプルプル♪
机に置いていた携帯が揺れる。
着信はもちろん
“木紗月A”
そう。
これを出たら何もかも崩れるのだろうか。
だけど出なかったらこの謎は解けかけたまんま。
剛「もしもし、」
A「剛くん！あの、
剛「手帳、、？」
A「、、、、、っ、」
剛「A、、、、」
A「、、、見ちゃったよね、、」
剛「、、、ごめんっ、、」
A「そっか、、」
A「わかった。」
剛「えっ、、」
A「明日、、私の家に来て。」
A「そこで全部教えるから。」
剛「全部っ、、？」
A「あ、、それと数珠もしっかり付けてきてね、」
剛「あぁ、、」
A「じゃあ、」
プープー
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こんなにも儚い電話の終わり方は初めてやった。
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ももみるく(プロフ) - ぁゅさん» ありがとうございます！ご期待に応えられるように頑張ります！ (2018年8月19日 9時) (
レス) id: 823241fd98 (このIDを非表示/違反報告)
ぁゅ - 新しい小説も素敵ですね！続きがすごく気になります。 (2018年8月18日 22時) (レス) id: 491be59646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももみるく | 作成日時：2018年8月7日 15時
