大切なもの ページ11
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木紗月Aが来なくなってから1ヶ月が経った。
あの日から全くBARに姿を表さなくなったけど俺は毎日BARに通ってる。
あの日BARに無意識に行っていた理由がやっと分かった。
俺はあの女に会いにいってたんや。
せやから女が来なくなった人からも俺は通ってる。「いつか来るはずや」その可能性を胸に。
せやけどまだわからんこともある。
それはなんで俺があいつに会いに行ってるのか。
好意？
いや、そんなわけない。
だって俺は彼女がおる。
でもパフェで会った時はなんでかドキッとした。
きっといつもと違うかったからや。
クールにキメんとあの時みたいにスイートにしたらいいのに。
そう思うだけや。きっと。
奈美「あれっ？今日はつけないの？数珠」
剛「へっ、、？」
手を繋いだ奈美がそう聞き入る。
まさか、と思いながら腕を確認したが
剛「、、ないっ！！うそやろっ、どこいってん！」
奈美「忘れてきた？」
剛「わからへんっ、、、、もしかしたらそうかもしれへん、」
奈美「取りに帰る？」
剛「当たり前やっ、、」
そう言って走り出した。無我夢中で、
俺はあの女と合わなくなってからもずっとこれを付けてる。
これがあるとなんでか安心する。
何かに見守られてるような気がする。
剛「あった、、！！！」
見つかってホッとする俺に奈美が
奈美「大切なんだねその数珠」
剛「あぁ、、まぁな、」
奈美「誰かに貰ったの？」
そうつぶらな瞳で笑顔で聞いてくる
剛「、、ぁぁ、」
奈美「ふ〜ん」
そう言ってまた笑顔で俺の方を見る。
こいつは分かってんのかな、、
俺がBARで会った女のことをずっと待ってるってことを、、
せやから誰から？って聞かんかったんかな、
でも、、好きではない。
それだけは言えるような気がする。
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ももみるく(プロフ) - ぁゅさん» ありがとうございます！ご期待に応えられるように頑張ります！ (2018年8月19日 9時) (
レス) id: 823241fd98 (このIDを非表示/違反報告)
ぁゅ - 新しい小説も素敵ですね！続きがすごく気になります。 (2018年8月18日 22時) (レス) id: 491be59646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももみるく | 作成日時：2018年8月7日 15時
