やっと雄英高校に入学出来たんですが学校生活終わりました……【ヒロアカ】 (ページ3)

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第3話「男子生徒」ページ3

校門をくぐる。
本当に大きい。異形型に配慮があるこの世界でも
ここまで大きいのはなかなか見ない。

そんなことを考えてながらぼーっとしていると、
後ろから強い衝撃が走った。
「うわっ!」
1mくらい吹っ飛ばされた。
尻と足腰が痛い。
「わ、悪い!!大丈夫か！？」
すぐに私にぶつかって来たであろう男子生徒が
駆け寄って来た。
「あ、いや、大丈夫です!すみません!」
嘘。全然大丈夫じゃない。ここでコミュ障が
出てしまった。
「いや!謝らないでくれ!元はと言えば俺がぶつかって来たのが悪いんだし！本当ごめんなさい!!」
赤髪が綺麗な男子生徒が頭を下げて謝ってくる。
染めたのか、はたまた地毛か、
そんなことを考えていると、唐突に男子生徒が声を上げた。
「あっ！やべぇもうこんな時間だ！あの、また今度お詫びするんで!俺、切島鋭二郎！すみません!じゃあまた!」
男子生徒は足早に去って行った。
にしても騒がしかったな………ん？
もうこんな時間?私は恐る恐る時計を見る。
そこにはもう入学式5分前の時刻が写し出されていた。私は走った。