前職が分からないあの子 ページ8
与謝野side
妾は書類整理をしながらA達の会話を聞いていた
｢そう云えばAさんッて､探偵社に入る前は何をしていたンですか？｣
何時の様にナオミに抱き着かれてる谷崎がふと思い出しかのようにAに聞いた
妾もあの子の前職を知らないねェ…
『あれ？云ってなかったっけ？』
ナオミに淹れてもらったお茶を一口飲み、首を傾げるA
｢はい｣
『私の前職は』
｢よし！それじゃあ彼女の前職当て
あの子が云おうとした瞬間、話を聞いていた太宰が遮るように割り込んで来た
｢おい太宰！そんな事する暇があるなら｣
国木田がいつもの様に太宰を怒鳴ろうとするが
｢残念だったね国木田君！私の今日の仕事はもう終わっているのだよ！｣
｢くっ…そうだったな……｣
嗚呼、確かさっきAに頭を撫でられながら褒めてもらってたね
全く､あの子は純粋で鈍感だからねェ…
太宰の…否、男共の好意に全然気付きもしない
｢それじゃあ彼女の前職当て
太宰の合図と共にその場に居た妾、敦、鏡花、ナオミ、谷崎、太宰そして国木田が考え始めた(賢治と乱歩さんは出掛けてる)
敦｢OL！｣
『違いますね』
谷｢学生！｣
『ＮＯ』
ナ｢ホスト！｣←
『私、女なんですが』
国｢学校の先生か？｣
『違います』
敦「え、えーと……太宰さん達は分かりましたか？」
与｢嫌、全く分からないねェ｣
Aは太宰のように何を考えているのかよく分からない時あるから
それと同じ様に前職が分からない
太｢うむ、Aちゃんの前職……刀を持ってるからそういう類いの先生？｣
『違います』
あの太宰も分からないのだねぇ
鏡｢アッチ系？｣←
与｢鏡花、この子は純粋だからそっち系の仕事はしてない筈だよ｣
『アッチ系って何ですか？』
与｢ほらね｣
太｢彼女がそっち系の仕事してたら私その会社潰せる自信がある｣←
与｢アンタは落ち着きな｣
『与謝野先生は分かりましたか？』
与｢そうだねェ…看護師とかの医療系かい？｣
『…！』
妾がそう聞くとAは少しだけだが眉をピクっと動かした
太｢おや、当たったのかい！？｣
『……残念ながら違います。けど…』
与｢けど？｣
『そういうのに憧れてた…と云うより、学んでいた時期がありましたね』
与｢学んでた？｣
『はい。と言っても手当とかの簡単な応急処置ぐらいですけどね』
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あい(プロフ) - 続き待ってます！！ (2022年7月27日 9時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 音緒さん» コメントありがとうございます！大好きだなんて…そう言って貰えてすごく嬉しいです！！はい！頑張ります！！ (2019年2月6日 23時) (レス) id: 56c01019a4 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 美空さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年2月6日 23時) (レス) id: 56c01019a4 (このIDを非表示/違反報告)
音緒 - 卯月さんの小説、大好きです！これからも更新頑張って下さい！ (2019年1月24日 15時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます！ (2018年10月18日 21時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月 | 作成日時：2018年9月23日 21時
