24話 ページ24
『いやいや、別に大丈夫ですよ
この程度の怪我よくある事なので』
森羅「よくあるって、」
『怪我くらい慣れてるから大丈夫ってこと』
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大丈夫って言ったのに…
只今、絶賛手当を受けている最中です!
誰にって、新門さんですよ
相模屋さんが手当してくれるって言ってたのを頑なに断り続けていたら、無理やり新門さんに連れて行かれ今に至ります
『……』
いや気まず…
紅丸「この怪我…火傷に見えるがそうじゃなさそうだな…どいつにやられた……?」
『…っえ?』
急に喋りだしたかと思ったら、誰にやられた?って聞いてくるんだけど
まぁ、隠す必要もないし
『…呪霊ですよ
油断してたのもありますが、相手の出方を伺った結果がこれです』
紅丸「…そうか」
えっ…何っ!?
そうかってどゆこと!?!?
『もしかして、責任感じてます?
消防官ではないとはいえ今は第8に所属している私が怪我をしたことに』
紅丸「………」
『新門さんが、責任を感じる必要なんてありません
仕事をしただけですので
でも、そう思っていただけて少し嬉しいです』
ニコッと控えめに笑う
紅丸「っ!…」
また、黙る新門さん
何か言おうとしたら、
『あ〜、えっt紅丸「紅丸…」え?』
紅丸「紅丸で良い…それと敬語もやめろ、気持ちわりぃ」
『気持ち悪いって、頑張ってたんですが!?慣れない敬語を!』
くそぉ…これだから敬語は嫌いなんだよ
今まで生きてきて敬語なんてほとんど使わなかったから慣れてないんです〜!
紅丸「…ま、そういうことだ」
そう言い残し部屋を出る
綺麗に手当された腕を見て器用だなと思いながらも、中々強引な人だと思った
______
次の日
修復作業をし、帰る時が来る
紅丸「第8に戻るのか…お前らには世話になったな」
ヒナタ&ヒカゲ「なったな!」
桜備「いえ、それに、我々がここに来たことが騒動の引き金になってしまったのかもしれません……」
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作者名:うどん | 作成日時:2024年3月21日 13時