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22話 ページ22

『はぁ…これは苦手だからあんまり使いたくなかった』








口元に狗巻棘と同じ模様がうかぶ







『”死ね”』





黒須「ぐっぁっ!…」





ドサッ


黒須はその場に倒れる




『ふぅ…呪力操作難しいから使いたくなかったけど、上手くいって良かった』





安堵していると、黒須の体が塵となって消える



そして、今倒した黒須と全く同じ呪力を遠くで感じる






『っ、これ!分身!?』




悟の言った通り呪詛師が絡んでるな






『……こりゃ中々帰れないな』





皆に会いたいと思った時




紅丸「聞こえるかぁぁぁぁあ゛あ゛!?!?浅草あぁぁぁぁぁあ゛あ゛!!!!」






突如、新門さんの大きな声が浅草中に響き渡る



『えっ!!』





声のする方を見ると櫓が浮いていた






「うぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおぉ!!!!!」






新門さんの声に浅草の町民が反応し叫ぶ





紅丸「今この町は、外の奴らから攻撃を受けている!浅草の人間そっくりに変装して、俺たちを騙していやがるんだァ!!……そいつらを見分ける方法はねェ!!!


このままじゃにっちもさっちもいかねェ……だが、そんなこと知ったごっちゃねェ!!!!!」





「そうだそうだ!!」



「俺たちゃどうすりゃいいんだぁ!!」





流石大隊長…人を動かす才能がある






焜炉「新門大隊長!!ご命令をッ!!!!」




相模屋さんの声が聞こえる








櫓の上に立つ新門さんはニヤリと笑い、右腕をあげる







紅丸「お前ら全員殴り合え!!本物も偽物も関係ねェ!!!浅草の人間は偽物などに負けやしない!!安心しろ……火事と焔ビトは第7が面倒を見る








思う存分殴り合えッ!!!!!」







「おおぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!!!」





戦っていた場を離れ街の方に出ると、町民達が殴り合っている





『すご…祭りじゃん』






ドッ!

森羅くんと別れた場所から火柱があがる



私は走ってその場所へ向かう







『森羅くんっ!大丈夫?』




森羅「Aさん!」

アーサー「姫!」






鬼「あ”あ”あ”ぁぁぁぁ」




あれは?鬼…?
でも、あの服ハランってやつじゃね





森羅「戦ってたら蟲をたべて鬼に」




『なるほど』




私は倒すんでしょ手伝うよと言う

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作者名:うどん | 作成日時:2024年3月21日 13時

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