16話 ページ16
紅丸「三丁目の勘太郎が焔ビトになっちまった!!始めるぞ!祭りだ!!」
紅丸の声と共に隊員達が纏を掲げ、掛け声を始めた
ほんとに祭りじゃん
ドォォォォォォンッッ
纏を使い民家を壊していく新門さん
『お〜、凄い』
森羅「民家ァァァーー!?!?」
新門さんは纏に火を着け空を飛び、焔ビトの元へ行く
茉希があの纏に仕掛けがあるのかと疑っていると
焜炉「若は第3世代の発火能力、第2世代の操作能力の両方が使える。自由自在に着火して操作する事もおちゃのこさいさい。
唯一無二の煉合消防官だ」
と相模屋さんが言った
街が宴のように騒がしい
これも一種の弔い方だろう
_____
鎮魂が終わり街の修復作業が始まる
紅丸「トビ共は修理をしろ!!今の弔いで家が壊れちまった奴は詰所に泊まっていけ!!修復作業が終わるまで俺達が面倒を見てやる!!」
修復作業を手伝っている森羅におい…と声を掛ける紅丸
森羅「第8にもやらせてください!!俺の能力なら運搬も高所作業も平気ですから!!」
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私達で修復作業をした甲斐もあり、スムーズに作業が進んだ
お手洗いに行きたくなり、詰所に入る
すると、森羅と新門さんが話をしていた
『あ、お手洗いをお借りしたいんですが』
私を見ると少し怖い顔になる新門さん
紅丸「……………」
森羅「新門大隊長、この人は五月雨Aさんです」
『あ、お守りの効果どうでした?』
怖い顔は無視して聞く
紅丸「てめぇからアレを貰った日から不可解な死が怒らなくなった、その理由を言え」
え〜…めっちゃ上から目線〜
『いや、貴方会議の時途中で帰ったじゃないですか
一応聞いてたら分かると思うんですが…』
紅丸「チッ……いいから言え」
『……私は、不可解な死の原因である呪いを祓う仕事をしているんです。』
紅丸「消防官じゃねェのか」
『そうです。
お守りで呪いが祓えたわけではありませんが、私の力は強力なので呪いは近寄らないわけです』
紅丸「………」
『理解できました………?』
紅丸「あァ」
『お守りが絶対というわけではないので、呪い…呪霊は見つけ次第祓います』
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作者名:うどん | 作成日時:2024年3月21日 13時