CEOのケアは僕らにお任せ（リク：ゆかり。様） ページ32
ymmt side
「伊沢さーん」
朝のコメンテーターとは別の仕事を終えてきた彼に声を掛けたが、振り返った彼はどこか疲れたような顔をしていた。この状態の伊沢さんはもしや…
僕はこっちの様子を見ていたこうちゃんに目配せをした後、伊沢さんに話しかけた。
『どうした山本？』
「えっと、次の企画について相談がありまして…」
『…なら会議室に行こうか？』
「でも伊沢さん、疲れていますよね？先に仮眠でもどうですか？」
『ん？いい、大丈夫。俺は平気だから』
「…分かりました。こうちゃんも一緒ですので先に会議室に向かっててください」
『おっけー』
会議室に向かう彼の後ろ姿はどこか弱々しい。これは無理矢理にでも休ませなければならないようだ。
「こうちゃん。毛布と何か飲み物持ってきてくれる？」
「了解です。準備したら俺も会議室に向かうので山本さんは伊沢さんについていてください」
「うん。あと一応福良さんたちにも伝えといてくれる？多分伊沢さん、そろそろ…」
「ですね…全く無茶をする社長ですね(笑)」
「ほんとだよ(笑)」
月に数回、最低でも一回。伊沢さんは今日みたいに限界を迎えることがある。自分に無頓着な彼は自分の状態に気づかないことが多いんだけど、彼と付き合いが長い僕らは一瞬で彼の状態を見抜ける。というか分かるのだ。彼のことが。
特に福良さんや河村さんは、どんなに本人が隠していてもすぐに分かってしまうのだ。
前回は軽度の睡眠不足だったから、家やオフィスで一緒に寝たり、不安がる彼をみんなで安心させたりして事なきを得たのだ。あの時の伊沢さん、より舌足らずになっていて可愛かったなぁ…
みんな伊沢さんのことを大事に思っているのに、どうにも本人は自分を大事にしない。どうしたものか…
…はっ！いけない…
こんなことをしてる場合じゃない。早く会議室に行かないと！
そっちはよろしく、とキッチンで準備をしているこうちゃんに声を掛け、僕は伊沢さんが先に入った会議室に向かった。
続
―――――――――――――
リクエスト、遅くなり申し訳ないです…！
今日から少しずつ着手していきます！
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沐もく(プロフ) - うりのさん» そのお言葉だけでも嬉しいです！ワクワクに答えられるように頑張ります！いつでもリクは待ってますので気が向いたら是非！ (2020年11月3日 0時) (
レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
沐もく(プロフ) - ゆかり。さん» ほんとに嬉しいのです！ありがとうございます！ (2020年11月3日 0時) (レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
うりの(プロフ) - ごめんなさいリクエストじゃないです！CEO受けが大好きなのですが、いっつもワックワックしながら作品読んでます！いつかリクするかもです！ (2020年11月2日 23時) (レス) id: b85617cfab (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり。 - 沐もくさん» 喜ばせる天才だなんて…！ありがとうございます！！はい！リクエストはいつでも待ってます！！ (2020年11月2日 6時) (レス) id: b454d33225 (このIDを非表示/違反報告)
沐もく(プロフ) - ゆかり。さん» ゆかり。さんは喜ばせる天才ですか！嬉しいです！リクはハロウィンシリーズを終えてから書こうと思うのでもう少々お待ちください…！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沐もく | 作成日時：2020年6月16日 22時
