＠お前も（sgiz）※ ページ27
sgi side
「い〜ざ〜わ〜」
テレビやら取材やらで今日一日、オフィスで会えなかった彼を後ろから抱きしめる。
いくら体を鍛えているからって俺にはまだまだ敵わない。
むしろ俺からしたら細すぎるくらいだ。
『す、須貝さん…苦しいっす…』
「別にいいだろ〜最近、こういうこと出来なかったんだから」
そう。会社全体の仕事も増えてきたが、比例するようにこいつに舞い込んでくる仕事も倍になっているのだ。
喜ばしいことだが俺は複雑だった。
いくら仕事が忙しいからって俺よりも仕事を優先するなんて。
『もうすぐでこの作業は終わるんでそれまで待っててください』
「えぇ〜ナイスガイは十分に待ってますけど〜」
伊沢は俺をちらりと見た後、またパソコンに向き合った。
彼が前を向いているものだから、彼の首筋が目に入る。
綺麗で色白な首筋が視界に入ると共に、俺と同じシャンプーの匂いが俺の鼻孔をくすぐる。
ここ最近、一緒にいる時間が短かったからか、いとも簡単に理性というものは崩れそうだ。
だが彼には作業がある。無理をさせてはいけない。
いや、だけど…欲しいなぁ、なんて。
『ふふっ…須貝さん、そんなに見られと恥ずかしいです///』
「…なぁ伊沢。俺、頑張ってるよな？」
『勿論です！須貝さんは会社にとっても俺にとっても必要不可欠な存在ですよ』
「ならさ…」
俺は彼の首がよく見えるように服を少し引っ張った。
そして彼の首筋に沿って指を這わせる。ゆっくりと誘うように。
『ちょっ！？まさか…！ダメですって…』
「俺にご褒美をくれよ？お預けが長いと俺、何するか分からないよ？」
『うっ…せめてこの作業を…』
「なら少しだけ。味見程度だからさ」
返事を聞く前に俺は顔を彼の首筋に埋め、チュッと口づけた。そのたびに体を微かに震わせる彼が可愛い。
「じゃ、少しだけいただきまーす」
出来るだけ優しく牙を立て、味わうようにゆっくりと吸う。
そう、この味よ。俺が求めていたのは。
もっともっと、と吸っていくと、『須貝さん…』と小さな声が聞こえた。
彼をチラッと盗み見ると、作業の手は止まり、息も上がっていた。
「どうしたの？顔も赤くしてさ」
『もう、俺の負けで良いですから…血もあげます…だから…』
時計を見ればいつの間にか夜の時間帯だった。
それに明日は互いに休み。
条件がこれだけ揃えばあとは楽しむだけ。
ここからは夜行性の時間だよ？
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沐もく(プロフ) - うりのさん» そのお言葉だけでも嬉しいです！ワクワクに答えられるように頑張ります！いつでもリクは待ってますので気が向いたら是非！ (2020年11月3日 0時) (
レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
沐もく(プロフ) - ゆかり。さん» ほんとに嬉しいのです！ありがとうございます！ (2020年11月3日 0時) (レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
うりの(プロフ) - ごめんなさいリクエストじゃないです！CEO受けが大好きなのですが、いっつもワックワックしながら作品読んでます！いつかリクするかもです！ (2020年11月2日 23時) (レス) id: b85617cfab (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり。 - 沐もくさん» 喜ばせる天才だなんて…！ありがとうございます！！はい！リクエストはいつでも待ってます！！ (2020年11月2日 6時) (レス) id: b454d33225 (このIDを非表示/違反報告)
沐もく(プロフ) - ゆかり。さん» ゆかり。さんは喜ばせる天才ですか！嬉しいです！リクはハロウィンシリーズを終えてから書こうと思うのでもう少々お待ちください…！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沐もく | 作成日時：2020年6月16日 22時
