ours （izw愛され） ページ13
ymmt side
『あれ？なんだか伊沢さん、オシャレなネックレスをつけてますね〜』
ふと聞こえた司会の声。
オフィス内に設置されているテレビには伊沢さんが映っていた。
クイズ王として呼ばれたバラエティ番組。
そして司会の人がいうように彼の首元には赤い宝石が埋め込まれたネックレスが控えめに、けどどこか目を引くような光を放ちながら揺れていた。
それを見て僕はフフッと微笑む。
何せあのネックレスは…
「あ、伊沢さん。ちゃんと僕らからのプレゼントをつけてくれてるんですね！」
「やっぱり僕の目は間違ってなかったね」
「え？僕ら全員で決めたんですよ！」
「こいつは何でも似合っちまうからな〜」
「動画内でもつけてくれるからプレゼントし甲斐があったよね」
各々話す中、テレビに映る彼はまだ司会者と話していた。
『これはご自分で？』
『いや実はですね、先日に誕生日を迎えまして。その際にメンバーから誕プレとして貰ったんです』
『そうだったんですか！仲が良いんですね！』
『恥ずかしいですけど嬉しかったです…(笑)』
『皆さんが伊沢さんのことを慕っているのが分かりますね〜』
照れたように話す彼の耳は赤くなっていた。
きっと僕ら以外気づかないだろう。
彼が褒められると僕らも嬉しくなる。
けど彼の可愛くてかっこいい魅力的な姿が全国に晒されるからものすごく複雑だ。
彼のそんな姿を見るのは僕らだけでいいのにって思う。
「けど動画内ではまだしも、テレビですから心配ですよ…」
「彼に惹かれ、近づく人が増えるって？」
「その時はその時だよ。手を出さないなら良し。仮に出した暁には、、ね？」
「自分への好意に鈍い伊沢のことだ。多分気づかないだろうよ」
「とりあえず牽制的な意味はできたんじゃね？」
そう。最近、彼に近づく人が増えてきた。男女問わずだ。
これは牽制だ。僕らクイズノックは仲が良い。
だからこそ僕らの間には君たちが入れるスペースなんてないんだよ。
彼は僕らのもの。
頭のいい聡明な人達なら、この意味を分かってくれるでしょ？
fin.
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沐もく(プロフ) - うりのさん» そのお言葉だけでも嬉しいです！ワクワクに答えられるように頑張ります！いつでもリクは待ってますので気が向いたら是非！ (2020年11月3日 0時) (
レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
沐もく(プロフ) - ゆかり。さん» ほんとに嬉しいのです！ありがとうございます！ (2020年11月3日 0時) (レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
うりの(プロフ) - ごめんなさいリクエストじゃないです！CEO受けが大好きなのですが、いっつもワックワックしながら作品読んでます！いつかリクするかもです！ (2020年11月2日 23時) (レス) id: b85617cfab (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり。 - 沐もくさん» 喜ばせる天才だなんて…！ありがとうございます！！はい！リクエストはいつでも待ってます！！ (2020年11月2日 6時) (レス) id: b454d33225 (このIDを非表示/違反報告)
沐もく(プロフ) - ゆかり。さん» ゆかり。さんは喜ばせる天才ですか！嬉しいです！リクはハロウィンシリーズを終えてから書こうと思うのでもう少々お待ちください…！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: c403fa7950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沐もく | 作成日時：2020年6月16日 22時
