愛しの彼女に振られた件について【鬼滅の刃】

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甘｢冨岡さんはそれだけしか頼まなかったんですか？｣






｢……ああ｣









少食なんですね。と目の前で桜餅を頬張る甘露寺








俺に今必要なのは和菓子でも茶でもなんでもない








Aが必要なんだ








俺は重度のA不足でどうにかなってしまいそうで









何とかして俺の中のAを補充しようと









甘露寺をAと重ねてみた









ああ、言い方を変えよう








目の前にいるのは和菓子を頬張る甘露寺ではなく








和菓子を頬張るAだと認識しようとしたのだ









｢はぁ…｣









……やはり出来る訳が無い









だってAは俺の天使(嫁)なんだから









甘｢私はやっぱり桜餅ですけどきんつばもおいしいですよね！｣




｢ああ。そうだな｣









．









．









きんつばは、Aの好物だ


もし生きて帰ってくる事が出来ればAに買っていこう


きっと愛らしい顔を緩めて喜んでくれるに違いない


そして仲直りするのだ



ーーー


｢(Aはいまなにしているのだろう)｣

｢(Aも俺と同じように俺のことを考えくれてたりしないか)｣

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