winter playlist (ページ5)

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黒色の冬ページ5

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目「さっむ…、さっむ！！」

何してもどうしても寒い冬

ラウールの何回目かの「一生のお願い」のために
久しぶりにクリスマスムードに染る外に出た。

今はその帰りで、
1人街中を歩いている。

賑やかな街が今日一日のことを思い出させる。

あったことも見た事もないラウール彼女に似合うアクセサリーを探せとか
東大の問題より難しすぎるし、

これに一日使うことになるとは思ってもなかった。

まぁ、いいもん見つかってすっげえ嬉しそうだったしいいけど、

ラ「めめは彼女さんにあげないのー？？？」

純粋だったら何聞いても許される訳じゃないぞ、

「俺らはいいよ、」

適当に濁した。

俺らはデートとか、クリスマスとか、簡単にできない。

どうしても叶えたい夢があって、本場見て修行する

そう言ってAは海外に留学に行ってしまった。

「連絡くれねぇとキツい」

そう駄々をこねた俺に合わせてしてくれていた連絡。

頻繁にしてた電話やLINEや手紙は最近はパッタリとなくなった。

いや、なくしてしまった。

飽きたわけでも嫌いになった訳でもない。

最初2時間くらいしていた電話は、10分くらいに減って、
内容も挨拶くらいになり、頻度も減った。

色んな写真付きのLINEは、1行…、「うん」とか「そうだね」になって、

手紙なんて、1週間に1枚は来てたのに

今は１ヶ月に1枚になっている。

上手くいっているとは言えない。
忙しいのかもしれないから俺から連絡を絶った。

そうなってから2つほど季節が変わってしまった。