winter playlist (ページ11)

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あの後、ちゃんと美味しいご飯も食べて、

もちろん払ったで！俺！！

満足そうなAちゃんの顔みたらもっと何でもしてあげたくなる。

2人でまた手を繋ぎなおして、今度は近くの公園のイルミネーションを見に行く。

『...っきれい、』

おん、綺麗やと思う。

イルミも。...Aちゃんも/////

寒いし、雪降ってきたけど、それさえも喜んでくれて、

思いのほかイルミネーションが好きみたいで、ずっと『きれいきれい！』と喜んでくれた。

けどな、これで終わりちゃうねん。

「Aちゃん...あの、デートしてくれてありがとーな？」

『私も！ご飯も美味しかったし、イルミネーションもきれいやし！
楽しい！！』

もう閉まったお店の窓にうつるその笑顔。ずっと守りたい。

まだ、これからもAちゃんの好きな物知っていきたい。

指輪とかはまだ早いけど、

「プ、プレゼントあんねん。目閉じてて？」

『え！？なになに〜？』

なんて素直に指示に従ってくれるとこも可愛い。

俺は用意してたプレゼントの赤いリボンをほどいた。

そして、震える手で箱を開けて、

中からネックレスを取りだした。

きれいやな、Aちゃんに似合うわって思って買ってん。

前から抱きつくように腕を回して

Aちゃんの首にそれを付ける。

さっきより、大きくなった雪がふわっとAちゃんの髪の毛や

俺の手の上に降ってくる。

首の後ろでチェーンを引っ付けれた瞬間、

Aちゃんのまつ毛に白い雪がそっとのった。

『なんだろ〜、目開けてもいい？？』

「ま、まだあんねん、もうちょい目閉じてて」

そう言って、固く目を閉じたAちゃんに

ふわっと唇をのせるだけのキスをした。