Q.私の彼氏になりたいの？

タイプ ページ9

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佐「ねーえ！！！A！！」



次の日


いつも通り、朝の喫煙室行こうとしている時に、

「怒ってますよ」って顔に書いてあるけど
全然怖くない佐久間が走り寄ってきた。


『なーんですか？』

「なんですかー？じゃない！！
阿部ちゃん！！なんで断ったのー！！」


どうやら私が昨日阿部の誘いを断ったことが気に食わないらしい。


『いらない、って言ってって言ったじゃん、』

「違うのー！！」


何が違うんだい。


深「ほんとなぁ、阿部ちゃん可哀想だよなぁ、」


は？あんたも仲良いの？


渡「なんでこいつなの？人違いじゃなくて？？」


あとから来たくせにすごい言われよう。
渡辺に関しては失礼だな。お前。

てか、阿部ってあんまり友達いなさそうなのに、
この輩と仲良いんだ。

…なんでいじめられてんのよ。


まいっか、ヤニ切れがそろそろピークに達しそうなので、
喫煙所に入ろうとすると、非喫煙者の佐久間が

「舘様来るまで待って」って駄々こねるから、
仕方なく喫煙所のドアの前でしばらく駄べる。


佐「阿部ちゃんかっこいいのになぁ、」

『何、また阿部の話？？』


一回助けただけだってば。
浦島太郎ほどのこともしてないわ。

てか何、阿部推奨されてんの私。


佐「阿部ちゃんかっこいいって思わなかった？？」

『いや、顔見えないし、あんだけ前髪長くてメガネしてたら、』

佐「あー、そっかぁ、」


そう言いながらスマホをいじり出す佐久間。
話しかけといてなんだその反応は。


佐「Aは髪短い方が好き？？
あ、男の話ね。タイプ！！」

『はぁ？？
…その人に似合ってればなんでもいいよ。』

佐「…ふーん、」


大した反応もなく、
佐久間はまた視線をスマホに移した。

ねぇ、まじ舘さん早く来て、こいつの相手してよ。

早く引き取って…、

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