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「昨日さ、お前の夢見たんだよね」
帰り道、コンビニで買ったおにぎりを頬張りながら照は言った。
正直めちゃくちゃ動揺した。え？照の夢に俺が？え？逆にこれが夢ですか？なんて今すぐ叫びながら走り出しそうなくらい嬉しかったが、口から出たのは「へぇ」の一言。
「どんな夢だったの」
あくまで平静を装いながら聞く。
「んー、忘れた」
「忘れたんかよ」
「何、興味あんの」
「べ、別に」
有りますとも！！めちゃくちゃ有りますとも！！なんなら貴方の全てを知りたいですとも！！と、喉まで出かかったが寸前でやめた。
「あー、でも」
「ん？」
「お前が出たのはちょっと嬉しかったかな」
撃沈。もう佐久間さん撃沈。なんでそんな凄いこと言えちゃうんだこの人は。こっちが大変なことになってるのを気にもしていない照は食べかけのおにぎりをまた頬張っていて。今ならそのおにぎりの米粒にさえなりたい、と心の底から思った。
「んで？その後は？手でも握ったの？」
「そんなことできるわけないじゃん」
次の日、大学で照以外の唯一の友達でありサークル仲間の阿部ちゃんに話すと、こりゃまた無理難題を投げてきて。まあ、いつものことなんだけど。
「なんでだよ〜〜〜そろそろ次の展開いくところだろ〜〜〜〜」
「知らねーよ」
所謂腐っている阿部ちゃんは、最初は別に普通に仲良くなっただけだが、サシ飲みした際酔った勢いで照の話をした途端、良物件じゃん！！と言って付いてくるようになり、今や推しカプだのなんだの言ってくる。まあ、理解があって応援してくれてるのは凄く有難いのだが。
「早くしないと誰かに取られちゃうよ？」
「だ、誰に...」
「俺の見解ではそろそろライバルキャラが出てきてどちらかに近づいてくる頃だね。それで一難あって...的な？」
「...同人誌じゃねーっつーの」
なんて軽く交わしたが、内心俺はビクついている。だって、照モテるもん！！！いつも照を見てるから言えることだが、女子達の視線は然ることながら、時折男子も混ざっていることがある。やっぱり男から見ても照はかっこいいのだ。男の俺が言うんだからそれは当たり前だが。
「おい、佐久間と阿部、聞いてんのか？」
「「はーい、すみませーん」」
コソコソと阿部ちゃんと喋っていたら怒られた。まあ当たり前だけど。今日は所属しているアニメ同好会の定例会議で、数週間後に控えている学園祭で何をやるかの会議中だ。
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うどん(プロフ) - wさん» すみません、気づきませんでした。外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月14日 10時) (
レス) id: f49343510f (このIDを非表示/違反報告)
w - オリジナルフラグを外して下さい (2019年11月14日 6時) (レス) id: 71eb22e258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うどん | 作成日時：2019年11月12日 22時
