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「え！！！」
「もう目黒も多分気づいてるよ。むしろ待ってんじゃないの？知らんけど。」
「うーん、」
「なに、なんか心当たりでもあんの？」
「無いわけじゃないというか...なんでやろ？って思う時があるというか...」
「例えば？」
「あんなに他所様の前では電話とか嫌やって言うのに、俺がかけると1コールで出てくれたり、あと俺の隣が空いてたら絶対座ってきて肩組んできたりとか、目が合うと笑いかけてきたりとか...」
なんだよそれ。もうイケんじゃん。イケるどころか大大大成功じゃん。さすがイケメンさんはやることが違えな。そりゃ彼氏がどうとか言われてもおかしくねえ。ってかそんな大正解見せられてなんでコイツは気づかねえんだ？鈍感にも程があるだろ？なんて思いながら残り少ないハイボールを飲み干すと、一つため息をついた。
「康二、もういけ。俺が許す。」
「いくって、告るってことですか！？」
「それ以外に何があんだよ」
「えええええ！！無理ですよ！！無理無理！！」
「でもこのままじゃ何も進まねえし、一層のこと当たって砕けたほうがいいんじゃねえの？」
「・・・」
「康二？」
「怖いんですよ」
「・・・は？」
「言っちゃったらきっと今の関係には戻れへんやろし、も、もしもダメだとしたら、俺きっと立ち直れない...」
・・・中学生か！いや気持ちはわかるけれども、中学生か！！なんだこれ、どこの少女漫画だ？こんなフラグ立ちまくり展開なのに中々前に進めない主人公か？きっとここで本来なら転校生とかそこら辺のヤツとかライバル出現的な展開になるのがベターだけど、2人の状況で出てくることはないから安心しろ。
「はぁ...恋したい。」
そう言ってまた目の前の酔っ払いは項垂れる。
「いや、してるじゃん。さっきからその話しかしてないじゃん。」
「違うんですよ。なんて言うの。恋ってもっとキュンキュンするもんなんですよ。」
「キュンキュンしてねえのか」
「いやそれはしてるんですけど、今は辛いが勝ってる」
ぶっちゃけ、なんだそりゃって思った。でも、机に伏せているせいで顔は見えないが、泣きそうになってるのが声で分かるから、結構真面目に言ってんだろうなと思った。理解は不能だけど。
「ウジウジすんな。男だろ。」
「うるさいなあ、今は乙女なんです。」
「ウジウジコウジ」
「ちょ、そのダッサイネーミングセンスやめてください」
「安心しろ、もしもの時は俺が慰めてやるから」
「ふっかさんじゃ慰めにもならないので結構です」
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うどん(プロフ) - wさん» すみません、気づきませんでした。外しました。ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月14日 10時) (
レス) id: f49343510f (このIDを非表示/違反報告)
w - オリジナルフラグを外して下さい (2019年11月14日 6時) (レス) id: 71eb22e258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うどん | 作成日時：2019年11月12日 22時
