男女混合バーベキューパーチー ページ33
『はいぃ?男女混合バーベキューパーチーだぁ?は?谷川なに、堂々と浮気?え?泣くよ?』
谷川「違うって!今井さんに、やっと春がくるかなって」
『..成る程ね、よし、連れていきますか、ってなると思うか!?今井さんだよ?あの、何をしても空回りする』
今井「酷いこと言われてる気がしたんだが」
愛情です、と真剣に答えると、谷川が、浮気?と超怒った怖い顔で威嚇してきた。
『い、いえ、とんでもない、愛してますんで』
怒らせると、不味いかも。
*
いつもどうり化粧もせずに、ノースリーブにスキニーデニム、お洒落のつもり。
『よし、行きましょうか』
そんな時、悲劇が起きた。
乗っていた電車から、荷物取られて、下ろされた、いや、押された。
『嘘だろ!』
谷川「うわぁぁ!アイツ!」
今井「..どーする?」
『....よし』
不良1「あー、だりい」
『そこのお兄さん、金貸してくんない?』
不良1「っなんぼッスか」
『ごじゅーえんでいいから』
不良1「..へ?」
五十円を貸した不良、公衆電話に五十円を入れ、掛けたのは..
『あ、智司、今○○駅にいるんだけど、近い?え、あーうん』
不良1「嘘だろ..智司って、あの」
谷川「この人はね、そーゆーひとだよ」
『..えー、うん。分かった』
谷川「どうだった?」
『今遠いって、相良とお家デート中ですとよ!ったく、サトサガって言い回すぞ』
不良1「あ、お金、五十円なら、まだありますよ」
『ありがとう!優しいんだね〜』
不良は、Aの笑顔に惚れてしまった。
『しゃーない』
谷川「誰に?」
『開久に直。あ、ニワトリ君、おー、うん』
流石、とAを見つめることしかできない二人をよそに、不良は完全に惚れてしまった。
『ごめんね、これはお礼』
持っていたキャラメルを渡し、じゃあね、と伝る。
ニワトリ「頼まれてたもの持ってきました!」
『ごめんね、わざわざ、ほら』
なにも言わなくても屈むニワトリ君によしよしをするA。
谷川「..ムッ」
『谷川?あ、大丈夫、好きなのは谷川だけ』
おでこに口づけをしてちょうどきた電車に乗る。
谷川「..本当、好き」
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文 - かなと様、失礼しました。 (2019年8月5日 12時) (レス) id: 11181e08aa (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年8月5日 10時) (レス) id: 268a9b2673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:文 | 作成日時:2019年8月5日 9時