君と進む道 2

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youside






飛鳥「Aは、乃木坂らしさってなんだと思う？」




乃木坂らしさ。

私が好きな乃木坂像を言えばいいんだろうか、


でもそれは、





今の乃木坂さんにはない気がする。






「乃木坂らしさですか、」


飛鳥「なんでもいいよ。もともと奈々未が好きで応募したんでしょ？これが乃木坂だな！って思えるシーンとかあった？」



「うーん、らしさなのかわかんないですけど、白石さんと西野さんが真ん中で、その横を橋本さんと生田さんが守って、桜井さんと生駒さんが後ろから支えて、ふとした時に見える飛鳥さんとか星野さんとか未央奈さんのいる、乃木坂が大好きですね」


飛鳥「やっぱりメンツなのかな、」


「お姉さんメンバーに可愛がられてた飛鳥さんがエースと呼ばれるようになって、桃子とかさくちゃんのお世話してる姿にお姉さんメンバーとファンの人達がキャッキャッ言ってる乃木坂らしさもあるかな〜って思います」



きっと飛鳥さんは、最近のゴタゴタっぷりでエースとしての立場から考えをまとめようとしてる。

私に出来ることは、私が好きな乃木坂を伝えることだけ。



飛鳥「私は、生駒ちゃんとななとまいやんが先頭に立ってる乃木坂がファンの人に求められてるのは分かるの。だけど、それはもう無いから、今いるメンバーで今の乃木坂を作り上げないといけないわけじゃん？」


「はい」


飛鳥「それがきっと今回の表題だったんだよ、もちろんセンター5期生は早すぎだろ！とか、アルノちゃんに色々あったとか問題が多いことはわかってるんだよ。でも欅だったら受け入れられる曲とか、こんなの乃木坂じゃないとか、」


「辛いですね」


飛鳥「じゃあどうすればいいの？！ずっと変わらなかったらこのまま衰退していくだけだよ？！ってなっちゃうの。もう、わかんないの」




こんなに弱ってる飛鳥さんを初めて見る。

どこか本心が見えなくて、それを見せるのはお姉さんメンバーだけだと思ってた。



飛鳥「ごめん、こんな重たい話」


「いえいえ、私でよければ全然」


飛鳥「メンバーみんな参ってるし、メンバー以外で信頼出来る人って思ったらAぐらいしか分かんなくて、」



私からみた飛鳥さんはずっと信頼出来る、憧れの先輩で、どこか背中を追いかけてきた。

そんな人から信頼出来る人って言って貰えるなんて、正直驚いてる。
だけど今の飛鳥さんにその感動を伝える暇はない。







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