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清光「主、」









そっと、彼の手が私の手を包む。


だいすきなぬくもり。

離したくない。




清光「俺ね、」




離したく、ない。




A「いやだ、」











「…へ?」






いやだ、


A「いやだ、いやだ、いやだ!!」






どうでもいい、

「いや」

現世も世界も人間も自分の未来も、

「むり」

ぜんぶぜんぶどうでもいい、

「しらない」







A「綺麗事なんて言えない、


皆が忘れないでいてくれればなんて思わない、


そんな簡単に貴方たちを手放せない、


強く生きるなんてできない、」







「むりだよ、ねえ、」






A「あなたはこう言おうとした。

''主には幸せになって欲しい。''…ちがう?」



清光「あっ、てる、けど、」



A「ちがうの、清光、」








「あなたたちなしじゃ、



あなたが望む幸せは有り得ないんだって、」








ねえ、わかってよ、

〃→←〃



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作者名:!!! | 作成日時:2020年8月10日 14時

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