あれっ…音羽館ってこんな騒がしかったっけ？【クラシカロイド】 (ページ43)

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シューベルトside

ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ

ベートーヴェン先輩この迷宮で貴方は今何を？

その気高い眼差しでどんな音楽を見据えているのですか

ベト「残る店は僅か」

ベト(だがどれも私が求める味とは程遠い

なんと奥が深いのだギョーザーとは)

客「おぉ！やってるやってる」

そんな声が聞こえたのでそちらを向いてみると

客「今年の糸切り合戦も盛り上がりそうだな！」

？一体何を上げているのだろう

何かのセレモニーだろうか？

ベートーヴェン先輩もどこかであれを

私は気づかなかった

真後ろにベートーヴェン先輩がいてすれ違っていた事を…

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Aside

『奏助くんそんな真ん中で靴紐結んでたら危ないよ？』

奏助「まぁ大丈夫しょ」

てか今年もすごいな〜相変わらずのお祭り騒ぎ!!

私も楽しくなってきちゃう(*´ ꒳ `*)

ﾄﾞｻ

『ん？奏助くん何して……!?』

私が後ろをむくとそこにはさっきの餃子屋さんが奏助くんに転び中を舞っている姿があった

シュー「うぅ痛った((ﾎﾞｿｯ…」

奏助「平気っすか〜」

『いや、平気なわけないよね!?

うぅ2連続で同じ人に迷惑をかけるなんて……』

ほんとに申し訳なく思えてくる

奏助「あれ？さっきの餃子屋さん？」

『へぇ人を捜してるんですか』

なんで人捜しをしているのに餃子屋でバイトを？

シュー「はい私にとっては神にも等しい

偉大なる音楽家の先輩なのです」

奏助「神って ……」

シュー「言うなれば孤高の天才

同じ天才でも才能に溺れて勝手気ままに振る舞い

後世の音楽家に上から重圧を掛けてくる何処かの軽薄な音楽家とは天と地程の差があります！」

おぉすごい言われよう

奏助「あぁなんか分かる才能ある癖にちゃんと音楽やんないで

遊んでばっかな奴って腹立つよねぇ」

『まぁ確かに……でもそんな人いたっけ？』

うーん分からん

シュー「貴方達とは気が合いそうです」

奏助「えっ？そうすか俺、神楽奏助」

『私は音羽Aですえっと……』

シュー「私はシュー……」

『ん？』

シュー(いや、フランツ・シューベルトとフルネームで名乗るべきでは……)

奏助「シューさんねよろしく！」

『よろしくお願いします』

シューさんって変わった人だけど面白い人だね