13__織山くん ページ13
颯「顔もかっこいいし、ダンスも俺より全然上手くて…年下だけど悔しいんです。劣等感がすごくて。」
颯「それでずっと悩んでたりして。でも、Aさんに出会って、また頑張ろうって思えた。なのに、Aさんまで織山に取られたら、俺…」
少しだけ、声が震えてる気がした。
ちら、と顔を見ると、俯いていて。
また、泣きそうな顔をしていた。
「私は…大丈夫だよ。
織山くんが何歳か知らないけど、颯太くんより年下なんだし、そんな子が私を相手するわけ…」
颯「違うんです！織山は…いろんな大人の女の人引っ掛けて遊んでたりしてて。それが心配でっ…」
話せば話すほど声が震えていくのがわかった。
安心させなきゃ、とは思うけど
本当に私は大丈夫なんだよなぁ。
「私はそんなのに引っかかるほどの女じゃありません！ ちなみに、織山くんって…いくつなの？」
颯「えっと…新高校1年生」
あれで義務教育終わりたて、という事実にこっちが震えそうだよ、颯太くん…
その後も颯太くんを慰めたりして、かなりの時間が経ち。
夜も更けていった頃。
颯「本当に面白いですよね、Aさんって」
慰めるのに必死で、どうにか笑わせなきゃ、という使命感に駆られ。
なぜか私の過去のやばかった元カレの話をしていた。
勿論、やばすぎるエピソードは高校生向けに補正済みだ。
話せば話すほど笑ってくれる颯太くん。
…この子、ゲラなのかな
「まぁ、面白いのは私じゃなくて元カレ達なんだけど…あ、あとね！一個凄い話あるんだけど」
颯「え〜！なんですか！気になる」
目をキラキラさせて笑いながら話しを聞いてくれるから、こっちも話しやすい。
本当はこの話、あんまり他の人に言ってないんだけど…
「私ね、ジャニーズと付き合ってたことある」
その瞬間、部屋がしんとした。
あれ、驚きすぎて声出なかったのかな。
颯「え…え、え、え〜…誰ですか…？」
さっきまでの笑顔は消え、本気で驚いている様子だった。
そんなにびっくりすることなのかな、これは
「言ってもわかんないんじゃないかな…デビューしてないし」
颯「えっ！？Jr.ですか！？」
さらに驚いた様子だった。
他の人だったら、ここで あ〜ってなるんだけどな。
「そうそう。詳しいね。もしかしてジャニーズすきなの？」
颯「いや…好きっていうか…
俺、実は…」
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たまるら(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです(><) (2020年4月9日 1時) (
レス) id: 14c0aebc4f (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 設定がすごくリアルでめちゃくちゃきゅんきゅんします！更新楽しみにしてます！ (2019年6月28日 19時) (レス) id: a070df98c4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 清良さん» ありがとうございます（ ; ; ）！頑張ります！ (2019年6月4日 1時) (レス) id: 522891c946 (このIDを非表示/違反報告)
清良(プロフ) - いつも更新おつかれさまです！うっちーがかわいくて一人でニヤニヤしながら読んでます笑 応援してまーす！ (2019年6月3日 20時) (レス) id: 7cb81e8898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴ | 作成日時：2019年3月24日 3時
