あ、元木の姉です (ページ40)

今日:38 hit、昨日:16 hit、合計:343,692 hit

41話ページ40

「、、ただいま」

元木「おかえり」

ドアを開けると仁王立ちしてる湧が

あれ？お母さんの靴ないんだけど、

「お母さんは？？」

元木「ん？仕事で急用が入ったからまた戻った」

ほんとお母さん忙しいよね、

私たちが小さな頃からこんなのしょっちゅうだった

元木「姉ちゃん、ちょっとこっち来て」

湧に腕を引かれて湧の部屋に

「なに？」

私をベットに座らせた湧は私の前に立って俯いてる

元木「母さんからきいた」

「、、、」

まさか、お母さんこのタイミングで湧に伝えたの？

元木「いつから？いつから知ってたわけ

俺たちが血の繋がりがないって」

「私が高校生に上がるタイミングだよ」

元木「そっか、、、」

俺だけなんだ知らなかったの

なんて、泣きそうな声で言う湧

「ごめん、ごめんね、」

すきになってごめん

言えなくてごめん

傷つけてごめん

このごめんねにはたくさんの意味が込められてる

元木「俺さ、、ずっと姉ちゃんに対して違和感があったんだ」

「へっ？」

元木「姉ちゃんがさ彼氏出来たって母さんや俺に言ってきた時

関係ねぇじゃん？姉ちゃんの彼氏なんて

でもさ、誰かも分からないやつに

姉ちゃん取られたくない

って思ったことがあって」

ねぇ、、それって、

元木「今回だって、姉ちゃんなんか深田にめっちゃ頼るし？

秘密作るしさ

キスマ付けられてるからさ

なんでこんなにガード緩いんだよって

弟なら思わないこと思ってたんだけど

やっとわかったわ」

俯いていた顔を上げ

湧ははっきりと

・

・

・

元木「俺、姉ちゃんのこと一人の女として好きだ」