あ、元木の姉です (ページ34)

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35話ページ34

内村side

内村「ねぇ！湧！まってって！」

元木「んだよ着いてくんな」

ねぇ俺ホント泣きそう

こんな湧見たことないよ

内村「何に怒ってんのか知らないけど俺に当たんないでよ！」

元木「、、、わりぃ」

そういって湧は足を止めた

内村「ねぇ何があったの深田と」

元木「、べつに」

内村「別にじゃないでしょ、なんもないんだったらあんな風に怒らないじゃん湧も深田も」

湧がどんだけいじっても深田は怒んないし

逆に深田が湧になんかしても湧もそんなにすぐ怒るタイプじゃないから今日の空気がおかしい

元木「あいつさ、昨日姉ちゃんといたんだ」

内村「姉ちゃんってAちゃん？」

元木「そう、」

なんで深田がAちゃんと一緒にいたの？

昨日はオフだったよね

元木「でさ、なかなか帰ってこないから電話かけたらさ深田が出て、姉ちゃんに代わってっていっても姉ちゃんが嫌がってるから代われないって言われて」

まって？ほんとにわかんない

内村「湧とAちゃん喧嘩したの？」

元木「してねえんだよ」

喧嘩もなしにAちゃんが湧を拒んだ？

元木「で、意味わかんないからさ姉ちゃんが帰ってきて聞こうと思ったんだよ

じゃあ23時過ぎぐらいに帰ってきてさ

深田の匂いさせながら」

内村「えっ」

匂いってそんなにすぐ移らないよね

長いこと一緒にいて近くにいないと

元木「姉ちゃんはそれ気づいてなくてさ、なんかわかんねぇけどめっちゃ腹たって

姉ちゃんに電話避けた理由聞こうと思って近づいたらさ、、、」

湧がいきなり続きを言うのを辞めた

内村「近づいたら？？」

元木「、、、首にさ

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キスマークついてた」

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内村「えっ」

俺はあまりの驚きに口が塞がらなかった