ネタ48 ラーメンから始まる ページ9
隣に大人しそうな女性が座った｡しかも可愛い｡
ツイてるな、今日｡
「お、嬢ちゃん、また来てくれたんかい！ 」
「はい、ここのラーメン美味しいから」
「嬉しいこと言ってくれるじゃない！メンマおまけしとくね！ 」
大将とも仲がいい、ってことは常連さんだな｡
俺もここのラーメンが好きでよく食べにくるけど、見たことなかった｡
常連さんってことで、話が合うかもしれない｡下心満載ではあるけど、声かけてみようかな｡
「そんで？今日は何にする？ 」
「いつもので！ 」
「あいよ」
「大将、餃子追加で」
「おお、すぐできるぜ！ 」
もうすぐ自分のラーメンを食べきってしまうところだったから、追加注文して時間を稼ぐ｡
これ食べたら話しかけよう｡
残っている麺をチュルチュルとすすり、さあ話を！と思ったところで、女性の注文がきた｡
「はい、おまちどおさま！いつもの超特盛醤油チャーシュー多めね」
驚いて声が出なかった｡
超特盛を食べられるのは男でも数少ないっていうのに、俺も完食はできなかったし｡
女性はあっという間に平らげて、会計済まして帰っていった｡
呆然として俺は出来上がった餃子にしばらく気づけなかった｡
あんな小柄な子がペロリと超特盛……！？
だけど俺は確実に落ちていた｡
あの幸せそうに食べる女性にときめいていたんだから｡
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姫よりも嬢ちゃんって呼び方の方が好みです｡
だから軽率に使ってます｡
メンマよりチャーシューおまけの方がよかったですかね?
ネタ49 Never touch, please？→←ネタ47 雪ちゃん
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作者名：futureblue�鏡� | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2019年1月29日 18時
