ネタ13 いつの間に ページ16
「あいつの目には何も映ってなかった｡もう今にも俺に消されようとしてるのに、なんにもないんだ｡絶望も歓喜も憎悪もなかった、ただ無だった｡だからあいつの瞳に俺を映したくなって」
そこで彼は言葉を切った｡取り敢えず次の言葉を待つ｡
「拐ってきちゃった」
「きちゃった、じゃねえよ！ 」
語尾に星でもつきそうなノリで言うものだから、聞いていた別の男が即座にツッコミを入れた｡
「でもさー、きっと嫌われてるじゃん？あんな無理矢理連れてこられて、こんなむさ苦しいとこに閉じ込められて」
「うるせえ」
「しかも周りは指名手配されてる野郎ばっかり」
「お前もだろうが」
「……何でこんなに大事な存在になっちまってんだろうな」
酒も入っているせいか、いつもなら言わないようなことが駄々漏れだ｡彼から弱音が吐かれるとは｡
つくづく、恐ろしい娘だ｡
「私はあの人が好きだけど、きっとあの人は私を人質程度にしか思ってないに決まってる」
そう泣いて語ったあの娘に聞かせてやりたいものだ｡
##############################
あの娘は実質自分を救ってくれた彼のことを恩人だと思っていたんだけど、気づいた時には恋に落ちていた、みたいな感じで妄想しました｡
吊り橋効果もあるけど、一緒に過ごしていくうちに好きになっちゃったとか｡
…ありがちですね｡
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futureblue�鏡�(プロフ) - 夢華さん» ありがとうございます｡載せさせていただきました｡貰ってくださりありがとうございます! (2018年10月6日 18時) (
レス) id: 5dfeb6ba3e (このIDを非表示/違反報告)
夢華(プロフ) - はい。 (2018年10月6日 18時) (レス) id: 097c788ef8 (このIDを非表示/違反報告)
futureblue�鏡�(プロフ) - コメントありがとうございます!ネタ6ですね、かしこまりました｡OKです｡ネタ6のページに名前を載せても構いませんか? (2018年10月6日 12時) (レス) id: 5dfeb6ba3e (このIDを非表示/違反報告)
夢華(プロフ) - ネタ６頂いてもよろしいでしょうか？ (2018年10月5日 19時) (レス) id: 097c788ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：futureblue�鏡� | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2018年9月28日 19時
