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「初恋の相手はどんな人やった?」
「いっつも一緒にいた幼馴染かな」
「カッコイイん?」
「めちゃくちゃ」
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つい 数十分前にした会話を思い出した
あっくんが私の横でジュースを飲んでる
そう考えただけで なんだか微笑ましかった
「お酒飲めないんだ」
篤「すぐに酔いが回るんだよね。 美味しくないし」
私達は別の部屋で食べ直していた
さっきまでは遠慮して食べれてなかった肉をここぞとばかりにバグバク食べてた
篤「細いのによくそんな入るね」
「あっくんの奢りだもんね!!」
篤「なんでだよ!」
そんな冗談を言い合って笑えてる
懐かしい感覚でくすぐったかった
「あっくんさ、彼女とかいないの?」
って勝手に口が動きやがって....
いくら幼馴染だとはいえ 踏み込みすぎだよね....
篤「いるよ。 彼女」
渡辺船沈没
あっくんのストレートな言葉にまた涙が零れそうになった
「そ、そうなんだ。 ほら、中学の時無愛想すぎて彼女出来なかったじゃん 。 安心したよ (笑)」
だから無理矢理笑ってやったんだけど
あっくんには嘘がつけないらしくて
篤「無理して笑うなよ。 」
そう言って頭を撫でられた
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作者名:にこちゃん | 作成日時:2017年10月24日 21時