ツキプロメンバーと… (ページ13)

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宗司03 ページ13

車に揺られて数分後、
無事に寮まで着いたー！

「お母さん、ありがとー！いってきます！」

走り去る車を見送って、エントランスに入ると、ソラくんがいた！

【おーい！Aちゃん！凄い似合ってるよ！】

ソラくんの所に歩いていくと、ぱぁっと目を輝かせて、手を繋いでくれた。

「ほんとっ！ありがとう！楽しみだなー！」

ワクワクした気持ちのまま、ソラくんに手を引かれて、SOARAの共有ルームに入ると、モリくんがいた。

【こんにちは、Aちゃん。浴衣似合ってるよ。宗司ももうすぐ…あ、来たね。】

扉の方を振り向くと、黒を基調としたシックな浴衣を着て歩いてきた。

『ん。はよ。似合ってるじゃん。』

頭を撫でられ、顔が真っ赤になった。

「えへへ…ありがとう！ソウちゃんも浴衣似合ってるよ！かっこいい！」

キラキラした目を向けると、微笑まれた。

『さて？祭りは夕方からだからまだまだ時間はあるな。どこに行く予定なんだ？』

そう。
本当ならお休みのソウちゃんをこんなに早く起こす必要も無かったんだけど、絶対行きたいところがあったんだ！

「まだないしょ！モリくんしゃがんでー？」

人差し指を顔の前に当てて、ひみつ！って見せた後、後ろにいたモリ先輩にしゃがんでもらい、耳打ちをした。

【…うん、うん。分かったよ。今日は若月さんの代わりに僕が運転手だから、よろしくね？】

本当は電車でも良いよってお母さんが言ってたんだけど、ソウちゃんはげいのーじんだから、見つかっちゃうと危ないってお父さんが言ってたから、迷ってると、モリくんが僕に任せて？って言ってくれたんだ！

行き先を告げるとにっこり微笑んで頭を撫でられた。

(ソウちゃんもそうだけど、モリくんも頭撫でるの好きなのかな…？)

「ソウちゃん！今日は1日よろしくお願いします！はい！」

ソウちゃんに向かって勢いよく手を出すと、フッと笑って、はいはい。って握り返してくれた！

【うわ～ソウがちゃんとお兄ちゃんしてる…】

『おい空、帰ったら覚えとけよ？』

わちゃわちゃしながらも、ソラくんに見送られて、地下まで降り、車に乗り込んだ。

【よし、じゃあ安全運転で出発しまーす！Aちゃん、宗司、帰りもまた連絡してね？今日は1日寮にいる予定だから。】

『おー。』
「はーい！モリくん、ありがとう！」

それから目的地に着くまで、ソウちゃんとモリくんにソアラやお父さんの色んな話を教えて貰って楽しい車内だった！