ツキプロメンバーと… (ページ1)

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大01 ページ1

3/31昼

｢…なぁ、明日オフになったから、前から気になってたパンケーキ食べに行かないか？｣

共有ルームでティータイムをしていると突然大ちゃんにデートに誘われた。

『え、ほんと！行きたい！あの駅前にできた所のだよね！』

キラッキラの笑顔で大ちゃんに詰めよれば、1歩引かれてしまった。

｢…あ、あぁ。じゃあ明日の昼前に行こう。仕事行ってくる。｣

頭をぽんぽんされて思わず頬が緩む

『うん！行ってらっしゃい！』

扉が閉まるまで見守って、ソファを振り返ると、
【やっほー☆】

いつの間にか翼くんがいた。

『い、いつから居たの？』

公認の中でもちょっと恥ずかしい！

【んー、大ちゃんがデートに誘う辺りから？】

(最初からじゃん！)

『で？何か用事だった？』

恥ずかしくなって話を逸らせば、かっわいい～♪なんてからかいながらも、悪い顔で

【いい事思いついちゃったー☆】

なんて言い始めた。

…これは悪い予感しかしない…

『因みにどんな事？』

聞かない方が良さそうではあるけど、このままだとずっと付いてきそうな気がするから、恐る恐る聞いてみると、

【良くぞ聞いてくれた！明日は何の日でしょーか！】

目を輝かせて聞かれた事にこっちが、キョトンとしてしまった。

『へ？』

明日？明日は4/1…あ、

『エイプリルフール？』

記念日でも無いはずだし、翼くんがこーゆー表情する時ってろくな事ないからな…笑

【そー！って事で、大ちゃんのちょーっと困った表情とかびっくりした顔、見てみたくない？】

大ちゃんの困った顔…

絶対可愛いよね？

『見てみたい…けど困らせるのは気が引ける…』

うーん…と真剣に悩み始めると、またもや翼くんがひらめいた。

【お昼からデートなんだろ～？だったらさ、オシャレしてうんと甘えてみるのはどう？】

確かに、普段からあんまりオシャレはしないからびっくりさせられるかも！
甘えるのは…逆に嬉しくなっちゃいそうかも

『わ、分かった。でも、何するの？』

肝心の内容を聞いてなかった。

【んーと、いっつも優しいから、ちょっと素っ気なくしてみるのはどう？】

うぅ…できるかな？
でも、あんまり壮大なことしちゃったら取り返しがつかなくなりそうだよね？

『頑張ってみる！…これで大ちゃんに嫌われたら翼くんのせいだからね？』

頬を膨らまして翼くんを睨んでみたけど、いたずらっ子の笑顔で、はいはーい☆って出て行っちゃった。

はぁ…緊張してきた…。