折角トリップしたのにバナナの皮を出す異能力とか聞いてない【文スト】

バナナが26本 ページ27

「ほう我々の傘下の企業の社長令嬢が探偵社に…」




ポートマフィアの首領＿＿森鴎外は興味深そうに目を細める




「貿易会社の一つ、片岡貿易株式会社の片岡Aが。」




「参ったねえ。片岡貿易株式会社といったらウチの銃の6割は締めるよ。それで？」




「社長＿＿片岡輝はこの事を知らないようで、消えた片岡Aを狂ったように捜索しています。」




「うーん。じゃあウチで捉えよう。この件は中原君に任せると伝えておいてくれ」




「承知しました。」




…




〈太宰が乱歩の所へ行く少し前〉




「戸籍のない少女…バナナの皮を出す異能力者、死にものぐるいで探す片岡社長。ねえ」




太宰はソファに寝転がり呟く。




「太宰、戸籍がないとはどういう事だ？何を知っている？」




「そうだねぇ国木田君。今言える事は近々ポートマフィアがAちゃんを狙ってくるって事だ。」




＿＿可笑しい。




太宰は心の中で呟く。




片岡Aは異能力が無いと聞いた。それにマフィアの傘下の社長令嬢だ。そんな人が何故ウチにくるのか。




「謎だねぇ」




そう言って太宰はフッと微笑む。









＿＿次の犠牲者が出るまで後一時間

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ラッキーバナナ

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