じ ぇ ね の 朝 2 ページ2
〆
扉を叩いたって、勿論反応はない。
反応が無いのは当然の事…気合を入れて扉を開ける。
裕太さんと同じように布団にくるまってる彼。
髪だけ見える、金髪のツンツンした髪が。
恐る恐る近付いていく。
そっと、体をゆすろうとした瞬間その腕を持たれてベッドに引きずり込まれた。
『ッわッ!?』
体制を崩して一緒にベッドに寝転がる形になってしまった。
隼「おーはよAッ」
『…お願いだからちゃんと起きてくれるかな…!?』
隼「えーだってこういう時間作んないと俺我慢できなーいッ」
抱き枕のように抱き締められながら額に頬ずりされている私はいったい何なんだろうか…
常日頃、こんなことばっかりしていたら私も心臓が持たなくなる。
『とりあえず、もう起きて!ご飯もう出来てんだから!』
隼「えぇー、もうちょっとこのままで居させてー」
『私にはそんな時間が無い…!!』
ぶーぶーと金髪豚野郎←が駄々をこねるのをフル無視して次の部屋へと向かう。
扉は一応コンコンと鳴らすけどやっぱり無反応。
毎日思うんだけどこれはやっぱりこの人達には意味無い。
扉を開けると、布団にすっぽりと全身入って顔も見えない彼を揺する。
すると顔だけひょっこりと出した。
玲於「…おはよ」
『おはよ、玲於さん。起きてね』
玲於「マジ無理、起きれねー。ほっぺにチューしてくれたら起きる」
馬鹿なのかこの人は。
なんでほっぺにチューしたら起きるんだよ、意味がわかんないよ?
あぁ、くそ。どうにでもなれ。
そっと玲於さんの頬に近づいて軽く口付けた。
玲於「…よっしゃ、今日も頑張れる」
そう言いながら体を起こして支度を始めようとする玲於さん。
…馬鹿なの!?ホント!なんでチューしたら起きるの!?意味わかんない!!!←
( な ぁ ー も う 一 回 し て )
( 馬 鹿 な ん じ ゃ な い の ! ? 心 臓 破 裂 さ せ る 気 ! ? )
〆
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レスポンド - 亜嵐落ちがいいです!お話とっても面白いです!めちゃめちゃ楽しみにしてます!! (2018年2月5日 15時) (レス) id: 83857b1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 玲於さん落ちがいいです!更新待ってます! (2018年1月18日 22時) (レス) id: f819cebecd (このIDを非表示/違反報告)
摩花論 - 隼か玲於オチがいいです!更新頑張ってください!楽しみにしてます (2018年1月1日 11時) (レス) id: 70a20cf419 (このIDを非表示/違反報告)
ミサ - 玲於さんが良いです!ドエスな感じで凄いすきです! (2017年12月26日 22時) (レス) id: 00f0a0dfd3 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 玲於くんオチがいいです!! (2017年12月26日 18時) (レス) id: a1bb3f871c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒 | 作成日時:2017年12月3日 1時