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部屋に入ると、
「ゴメン、急だったし強引だったよね」
とあんずさんが言って、私は小さく首を横に振った。それよりも。
「ジェシーさんがアメリカへ帰られたって......本当ですか？」
私の言葉に、あんずさんは小さく息を吐いてから、
「ホントだと思う。兄がそう言ってたから」
と、眉を下げて少し申し訳なさそうな表情をした。
あんずさんのお兄様、私を雇いたいと言って下さった方だ。
「兄が手伝ってるうちの事業の一つがね、ジェシーのお父様の会社と取引があったの。その、海外にある支店から、連絡があって......ジェシーが、お父様を引き継いでうちとの事業にあたるって」
日本での窓口になる為に髪の色をトーンダウンしたジェシーさんは、結局アメリカに戻って行かれた。あのお部屋で一緒に住もうって仰ったはずなのに。
「それは......ジェシーさん、凄いですね。あんなにお若いのに、会社を任されたってことですよね」
「Aちゃん、」
「やっぱり、私なんかとは住む世界が......」
「Aちゃん！！」
パンッ！と目の前で音が鳴って、私はぼろぼろと零れ落ちてくる言葉を飲み込んだ。あんずさんが私の目の前で両手を叩いて、その音にハッとして我に返る。
「......ダメだよ、そういうの」
「......ゴメンなさい」
「素直でよろしい」
あんずさんの言葉に思考が動き出して、ようやくジェシーさんの事を冷静に考える事が出来た。ポケットから取り出したスマホに届いていたのは、いつも通りのジェシーさんの言葉。一番最後のメッセージは、
『I yearn for you』
だった。
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ルンバ(プロフ) - ubisiさん» なるほど、そういったものがあるんですね。返信ありがとうございます！ (2022年7月25日 10時) (
レス) id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
ubisi(プロフ) - ルンバさん» コメントありがとうございます。正式名称は『privatter』です。詳細についてはここでは控えさせて頂きますね。今後とも楽しんで頂けますよう頑張りますー。 (2022年7月25日 9時) (レス) @page41 id: f047d48436 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - いつも楽しく小説読ませていただいてます！ひとつお聞きしたいのですが、ベッターとは何でしょうか？ (2022年7月25日 3時) (レス) @page48 id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ubisi
| 作者ホームページ：https://marshmallow-qa.com/ubisi_0122
作成日時：2022年6月11日 0時
