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翌朝、いつもの仕事の時間より少し早く目が覚めた。相変わらず、ジェシーさんは逃がさないようにと後ろから私の腰の辺りに手を回していて、その手をゆっくりと外してベッドから出た。下着と部屋着を掻き集めて身に付けていると、
「……Aちゃん？」
と、まだ眠そうなジェシーさんの声が聞こえた。
「起こしてしまってゴメンなさい」
「んーん……もう行っちゃうの？」
「……仕事、ですので」
そう言いながらも、どこかホッとしている自分がいる。ジェシーさんに優しく甘やかされたこの数日は夢みたいだったけれど、やっぱりどこか落ち着かなくて。それでも、北斗さんのお側で叶わない気持ちを抱えながら日々を繰り返すのと、どちらが幸せなんだろう？と考えてしまうくらいには、ジェシーさんのお側は私にとって居心地が良過ぎる。
そんな煮え切らない気持ちを持て余していたら、ジェシーさんが私の腰に抱きついた。まるで、小さな子供みたいで、
「……ジェシー？」
と、その髪を撫でれば、
「……行かないで、って言ったら……怒る？」
と、ジェシーさんは私のお腹に顔を埋めた。
「怒らないけど……困る、かな」
「……だよね」
仕事だもんね、と呟くジェシーさんの髪を何度も撫でながら、
「黒髪……似合ってます」
そう言えば、ジェシーさんは顔だけを私に向けてニコリと微笑んだ。
「ちょっとだけ落ち着いてって、マミィに言われた」
「赤も青も、素敵でしたよ？」
「ダディはそんなの気にしないんだけどね。日本で会社の窓口役するなら、こっちの方がいいでしょって」
ジェシーさんのお母さまの仰ることもよくわかる。ただでさえジェシーさんはまだお若くて、お父様の代理としてオフィシャルな場に赴くなら、きっとそういうことを気にする人も少なくないだろうし。
「仕事、大事。それは俺、ちゃんとわかってるから」
「……ありがとう」
「ねぇ、Aちゃん。また会ってくれる？」
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ルンバ(プロフ) - ubisiさん» なるほど、そういったものがあるんですね。返信ありがとうございます！ (2022年7月25日 10時) (
レス) id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
ubisi(プロフ) - ルンバさん» コメントありがとうございます。正式名称は『privatter』です。詳細についてはここでは控えさせて頂きますね。今後とも楽しんで頂けますよう頑張りますー。 (2022年7月25日 9時) (レス) @page41 id: f047d48436 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - いつも楽しく小説読ませていただいてます！ひとつお聞きしたいのですが、ベッターとは何でしょうか？ (2022年7月25日 3時) (レス) @page48 id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ubisi
| 作者ホームページ：https://marshmallow-qa.com/ubisi_0122
作成日時：2022年6月11日 0時
