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「北斗、今日きょもちゃんも呼んであげればよかったのに」
私の隣に腰を下ろして、北斗さんを警戒するみたいに私の手を握ったジェシーさんが不意にそう仰ったのに、
「んあー、それはちょっと野暮だから」
と、北斗さんは笑った。
「ヤボ?え、何?」
「あーっと……ちょっと配慮に欠ける的な?」
「なぁんでよ。いいじゃん、Wデート」
ジェシーさんの言葉に過剰に反応してしまった私は、思わずジェシーさんを見上げる。それでも、北斗さんは何でもない様子で、ジェシーさんも知らんぷり。
「あんず、海外行ってたお兄さんが久々に帰って来てて」
「そうなの?」
「あそこの兄貴、あんずの事になったら見境ないからさ」
あんずさんの話をする北斗さんはとても楽しそうで、何となく胸がチクリとする。そんな私に、
「ああ、Aさんのこと雇いたいって言ってんの、あんずのお兄さんなんだよね」
と、北斗さんが仰って、私もジェシーさんも、揃って言葉を失ってしまった。
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ルンバ(プロフ) - ubisiさん» なるほど、そういったものがあるんですね。返信ありがとうございます! (2022年7月25日 10時) (レス) id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
ubisi(プロフ) - ルンバさん» コメントありがとうございます。正式名称は『privatter』です。詳細についてはここでは控えさせて頂きますね。今後とも楽しんで頂けますよう頑張りますー。 (2022年7月25日 9時) (レス) @page41 id: f047d48436 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - いつも楽しく小説読ませていただいてます!ひとつお聞きしたいのですが、ベッターとは何でしょうか? (2022年7月25日 3時) (レス) @page48 id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ubisi | 作者ホームページ:https://marshmallow-qa.com/ubisi_0122
作成日時:2022年6月11日 0時