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俺の部屋に入ってもまだソワソワした様子のAさんに、
「遠慮しないで」
とソファに座るように促せば、ジェシーが腰を下ろした自分の隣をポンと叩いた。失礼します、とジェシーの隣に腰を下ろしたAさんを見届けると、俺も二人の向かい側に腰を下ろした。
「飯、食ってくでしょ？」
まだ昼下がりだというのに夕飯の話をすれば、DAHAHA！といつもみたいに大きく口を開けて笑ったジェシーが、
「ゴチになりまーす」
とピースサインをする。人数が増えるのに比例してメイドさん達の仕事が増えるのもわかっているから、申し訳なさそうな表情をするAさんに、
「大丈夫、うびさんには朝からちゃんと頼んでるから」
そう言えば、Aさんはほんの少しだけホッとしたような表情に戻った。
しばらく、いつも通りを装ったくだらない会話が続いて、そんな会話の途中でも、無意識なのかそうじゃないのか、ジェシーの手が時々Aさんの身体に触れる。ソファの背凭れに肘を乗せて、その角度でAさんの肩に触れたり。そこから下ろしたジェシーの手が、Aさんの指先に触れたり。髪を撫でたり、膝の上に手を乗せたり。
Aさんに触れるジェシーの指先からは、Aさんが好きだって気持ちがダダ漏れで、そんなオスの色気を纏ったジェシーは男の俺から見てもセクシーで。さすがにコレはちょっとあてられるな、とジェシーから視線を外せば、そのままAさんと視線が触れ合った。いつもよりも少し潤んだ瞳はどこか艶めいていて、家を出る前までのAさんとは違うんだとその視線が語っている。
不意に、二人の視線が交じるのを邪魔するように、スマホの呼び出し音が鳴った。
「あ、俺の」
そう言ってスマホを手にしたのはジェシーで、着信相手を確認すると、
「ダディだ」
とソファから立ち上がった。
「ジェス？いつもの部屋使っていいよ」
「マジ？サンキュー」
スマホを耳に当てながら流暢な英語で会話を始めたジェシーが部屋を出ようとしたけれど、何かを思い出したみたいに一度戻ってくると、
「Aちゃん、上着貸して？」
とソファの後ろからAさんの肩に掛けられていたジャケットをスルリと抜き取って、そのまま背後からAさんの頬にキスを落とした。
『Jesse?』
「Ah,It’s nothing.」
Aさんの頭を撫でてからそのまま部屋を出る前にジェシーが笑って見せたのは、Aさんじゃなくて、俺にだった。
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ルンバ(プロフ) - ubisiさん» なるほど、そういったものがあるんですね。返信ありがとうございます！ (2022年7月25日 10時) (
レス) id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
ubisi(プロフ) - ルンバさん» コメントありがとうございます。正式名称は『privatter』です。詳細についてはここでは控えさせて頂きますね。今後とも楽しんで頂けますよう頑張りますー。 (2022年7月25日 9時) (レス) @page41 id: f047d48436 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - いつも楽しく小説読ませていただいてます！ひとつお聞きしたいのですが、ベッターとは何でしょうか？ (2022年7月25日 3時) (レス) @page48 id: 28855a1c3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ubisi
| 作者ホームページ：https://marshmallow-qa.com/ubisi_0122
作成日時：2022年6月11日 0時
