第九話:会議室に向かう前の会話 ページ10
ルージュ視点
『これより兵長以上大佐以下の階級の人達は会議があるから至急会議室に集まること』
私は書類をクレハ姉さんに監視されながらやっていたがそのアナウンスが聞こえると書類をするのを一旦やめて足早にクレハ姉さんと共に会議室に向かっていった。
少し長い廊下を足早に歩いていたらクレハ姉さんが少し困ったように私に話し掛けてきた
「多分今回の任務の内容、雪子が反対しそうだね…」
「確かに。雪子は真琴の事を溺愛してるから任務の内容の変更を求めるかも知れないなぁ…」
雪子が反対する姿を想像するのは容易い。
周りからも雪子が尊や真琴やカナを溺愛しているのは雰囲気で分かるし今回の任務はある一種の意味での賭けなのだ。
真琴とイトウが任務に失敗すれば無傷での帰還は不可能だし下手をすれば真琴とイトウは生爪の全てと手足の1、2本は失われるかも知れないその事を私は分かっているが情報と違い人数等が多かったりすれば戦いの時に我々が負けることは目に見えているだからこそやらなくてはならない。
そう考えながら歩いていたらいつの間にか会議室に着いていた。
会議室の扉を開けると重苦しい雰囲気が部屋を占領していた。
私とクレハ姉さんは自らの席に向かって歩いて席に着くと会議が始まった。
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作者名:豆腐野郎(元やつがれちゃん) | 作成日時:2019年7月2日 7時