第六話:甘味巡りも程々に ページ7
グルッペン視点
ーー久しぶりに甘味巡りでもしようかめうーー
始まりはそのオスマンの一言だった。
その時は部屋で俺とオスマンとエーミールの三人でお茶会をしていてその時にオスマンが言った事だった。
俺はその事に賛成してオスマンとエーミールを連れて(エーミールは俺が無理やりだが)行くことにした。
そして現在に至る
俺達はヨコハマにあるお洒落な喫茶店で優雅に紅茶を飲みながら(優雅かどうかは知らん)会話をしていた。
俺達の目の前には先程もいった紅茶と苺がのったケーキが置いてあり甘い匂いが漂っていて甘党であるオスマンと俺はケーキに目を輝かせてエーミールはその様子を見ながら微笑をしていた。
俺とオスマンはケーキを食べながら会話をしていてエーミールは紅茶を飲みながらその会話に交ざっていて俺は一瞬、脳裏に自分の代理をしている友人が激怒している様子と俺の仕事を変わりにしている補佐の様子を思い浮かべたが、たまにはサボってもいいだろうと思いすぐに目の前の会話に戻った。
そしたらエーミールが小声で俺達にこう言ってきた。
「武装探偵社の社員を見つけました」
「大体の目星はついていたが…まさかここで会うことになるとは」
「無駄な戦闘は嫌だからなぁ…ここは一旦退くか」
オスマンはいつものJKモードから本気モードに変わっていて俺もエーミールも少し殺気立っていた。オスマンの異能力は洗脳系の異能力なので相手が異能力者の場合何とかできるが俺とエーミールの異能力は戦闘には向いていない異能力なので此処で戦うには相当骨が折れるなと覚悟したが、よくその探偵社員見るとその探偵社員は資料通りなら異能力を持たない只の一般人だった筈なので直ぐに殺気をだすのを止めて紅茶とケーキ代を店員に渡し足早に車に乗りこみトントンに連絡しようとしたが出て行くときに通信機を外したことを思い出しトントンに甘味を最悪一ヶ月禁止されることを覚悟した。
オスマンとエーミールも俺と同じように通信機を外していてオスマンは窓の外を眺めながら遠い目をしていてエーミールは運転をしながら顔を青くしていてオスマンが遠い目をしていたのは自分と同じ理由でエーミールが顔を青くしていたのはクレハ大尉に仕事の量を倍にされるからだろうと安易に予想をする事はできた。そんな事を考えているとすでに車は軍の施設内で車を止めて外に出て足早に執務室へと向かう。
第七話:これより幹部会議を始める→←第五話:仕事をサボったらクレハさんからの異能力によってボロ雑巾になります
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作者名:豆腐野郎(元やつがれちゃん) | 作成日時:2019年7月2日 7時