第五話:仕事をサボったらクレハさんからの異能力によってボロ雑巾になります ページ6
リク視点
俺は、今イトウと一緒にさっきの廊下に向かって歩いていた。
本音を言うなら今すぐにでもイトウを殴ってサボろうかと考えたがクレハさんの異能力によってボロ雑巾になるのは嫌なので大人しく従うことにした。
廊下には防弾加工がされていてなおかつ外から中のものが見えない仕組みになっている窓から外を見て今日の天気は良いなと思いながら雪子からの仕事をこなす事にした。
「それにしても雪子は人使いが荒いなぁ」
イトウがそうぼやいていて俺はお前のせいで仕事の量が倍になったと文句を言いたかったがこの馬鹿に言ってもまた乱闘が始まるだけだと思い我慢した。
イトウに対するイライラ感を抱えながら先程の廊下に着いた。
焦げ臭いにおいや焦げていた所は片づいていて流石だなと感心して辺りを見渡すと本人たちとショッピさんがちょうど居た。
「こんにちは、ショッピさんにお二人とも」
「こんにちはです」
俺達が挨拶するとお三方も挨拶をかえしてくれた。そしたらショッピさんが何か用事があるのではないかと俺達に聞いてきたので雪子からの書類を渡すとお三方は少し苦笑いをした。
「これはめんどくさいっすね」
「確かになぁ」
「精神値が減るわぁ」
各々にそう言っていて本当にめんどくさいんだなと思っていると
コツコツ
ローヒールのような靴の音が聞こえてきた。
俺達は振り返るといつもは黒色で背中に滅と描かれた黒色の洋服と半々羽織を羽織っている
「雪子からの伝言を伝えます。多分今回のゾム幹部とシャオロン幹部とショッピさんの任務は潜入調査になる予定なので総統閣下の部屋に幹部全員集まるようにしてください」
「後、兵長以上大佐以下の階級の人も会議室に集まるように」
そう言い終わると雪華さんはまたため息をついて廊下を歩いていった。
「何かげっそりしてたな」
「確かになぁ」
「多分ですけど雪子軍曹からのお怒りがあったんでしょうかね」
お三方は、少し話した後各々の仕事に戻っていった。俺達も書類整理等をしなくてはいけないので自分の部屋に戻ることにした。
第六話:甘味巡りも程々に→←第四話:彼女は部屋で煙管を吸いながら書類を見ていた
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作者名:豆腐野郎(元やつがれちゃん) | 作成日時:2019年7月2日 7時