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第四話:彼女は部屋で煙管を吸いながら書類を見ていた ページ5

雪子軍曹の部屋に着くと尊中尉がドアをノックすると何処からか雪子軍曹の飼っている黒蛇のアダムと白蛇のヘレネスがでてきて入っても良いぞと言いたげに此方を見ている。
ステラを少しの間外に離して私達は尊中尉がドアを開けるのを待っていた。

「雪子姐さん、失礼します」

尊中尉がそう言って入ると雪子軍曹の部屋から煙管の少し甘いような臭いがした。
雪子軍曹自身は書類を見ながら煙管を吸っていて雪子軍曹の首にはいつの間に移動していたのか黒蛇のアダムが巻きついていて白蛇のヘレネスは雪子軍曹の机の上から顔を覗かせてた。雪子軍曹は此方に気づくと煙管を灰皿の上に置いて此方に視線を向けた。

「尊中尉にカナ伍長有り難う」

雪子軍曹は無表情でそう言ったがどこか優しさを帯びている声で言った。

「それで雪子軍曹、私達に渡したい書類って何?」

私がそう言うと雪子軍曹は椅子から立って私達に書類を渡した。

「大佐と中佐にはポートマフィアについての情報が書いてある書類を、リク上級大尉とイトウには武装探偵社についての情報が書いてある書類を渡させてもらいました。」

「大佐と中佐にはその書類を総統と総統閣下代理に渡していただきたくてリク上級大尉とイトウはその書類をゾムさんとシャオロンさんとショッピさんに渡してもらいたくて呼ばせていただきました。」

「めっちゃ詳しく情報が載っているね」

「チーノさんと鬱大先生さんに頼んだら一日でその書類以上の情報をくれました。ですが流石に量が多すぎたので徹夜でまとめましたけど」

そう言う雪子軍曹の顔をよく見ると目に隈があって徹夜をかなりした事が分かる。そしたら雪子軍曹はリク上級大尉とイトウ兵長に向かって先程の喧嘩をした罰として仕事の量を少し増やすことを言うと二人は土下座をする勢いで謝ったが雪子軍曹には届かなかったようだった。

「それでは此で俺の頼み事は終わりですので仕事に戻ってどうぞ」

そう雪子軍曹は言うとまた椅子に座って煙管を吸いながら書類をまとめ始めた。尊中尉は心配そうに雪子軍曹の仕事をしている風景を少し見たが雪子軍曹の補佐であるカナ伍長はそんな尊中尉を見て微かなる殺気を出して、それに気づいた尊中尉は少し怒って二人は軽い口喧嘩をしながら戻って行った。
外に離していたステラを笛を使って呼び戻し私達は各々の仕事に戻ったが先程の廊下でゾムとシャオロンが片付けをしているのを完璧に忘れていた。

第五話:仕事をサボったらクレハさんからの異能力によってボロ雑巾になります→←第三話:折角、姐さんの所へ行こうと思ったのに



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作者名:豆腐野郎(元やつがれちゃん) | 作成日時:2019年7月2日 7時

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