第二十四話：今回の報告を ページ25
真琴視点
今回の任務の報告をするために私は総統室に向かった
本当はイトウも連れてきたかったがあの馬鹿は報告書を書いているため自動的に私が行くことになった
総統室のドアは、高級感の溢れる木製のようなドアなのだが内側に防弾加工がされているためとても硬く重そうだがドアを開けるときは普通の力で平気なのであまり大差ない
そんな総統室のドアをノックして中に入ると目の前で雪華さんが報告をしていた
「以上で報告は終わりです」
「御苦労」
「それでは私はこれで」
「真琴の報告が終わるまで少し待っててくれへんか」
「了解しました」
「真琴、報告を頼むぞ」
「はい」
私が報告をしていると何故か雪子姐さんがトントンさんに連れられてやってきた
「何で、雪子がいるの？」
「それは、此方の台詞だゴミ姉貴が」
「一旦、落ち着きぃや」
「雪子姐さんどうしたんですか」
「なんか、急にトントンさんに呼ばれて総統室に連れてこられた」
雪子姐さんがそう言うとトントンさんはグルッペンさんに視線を向けるとグルッペンさんが話し始めた
「雪子は確か中島敦と立原道造を探していたな」
「はい」
「単刀直入に言うが、中島敦は武装探偵社に立原道造はポートマフィアにいるぞ」
その瞬間、雪子姐さんは何かに対して怒りをみせたが直ぐに何時もの何を思っているか分からない目に戻してしまった
「本当ですか」
「本当だ」
「だが、中島敦と立原道造は今は探偵社とポートマフィアにいるために手が出せないからこの軍に入れることは多分無理やな」
「了解いたしました」
「ですが、見つかったのが分かったので良かったです。ありがとうございました」
雪子姐さんは何時ものように淡々と言うと直ぐに出て行ってしまい、雪華さんも後に続くように総統室から出ていき私も雪子姐さんが急に来たことによって言えなかった報告の続きを報告して総統室を後にした
続く
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作者名：豆腐野郎(元やつがれちゃん） | 作成日時：2019年7月2日 7時
