検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:26,794 hit

33話 弥三郎視点 ページ34

『だったらさ…守るために戦ったらどうかな?』




守るため…?




「守るため…?」




思った事を口に出すと『そうだよ』と地獄は微笑む


家臣や父上に言うと何時も怒られたりするのに地獄は怒らない


私はつい嬉しくて涙を流す




『はい』


「えっ…?」




地獄は黒く月の刺繍がしてある手拭いを私に差し出す




『擦ると赤くなっちゃうよ』




私は「ありがとう」と言い、手拭いを貸して貰う


その優しさに私は涙をまた流す




「何をしておる」


「松寿丸…」




急に現れた松寿丸に驚き気づく


地獄の姿がない事に…もしかして幻覚かなと思ったが渡された手拭いがある


地獄…また会いたいな




「松寿丸…私、いや俺は頑張るぜ!!」


「!」




松寿丸は目を見開く


待っていろよ地獄…必ずまた会いに行くからな!!!

34話→←32話 弥三郎視点



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

舞姫 - イメージ画像を描きたいけど、描いてからってどうしたらいいですか? (2017年1月3日 18時) (レス) id: f50ff2d6e1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月読巫女 | 作成日時:2016年11月12日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。