49.ユハンside ページ49
スンチョル「……ほんとに大丈夫か？もしあれだったら休んでもいいんだぞ？」
「ううん！！僕行ける！！絶対行く！！」
スンチョル「うん…じゃあ、絶対に喋りすぎないこと、授業はめちゃくちゃ真面目に受けること、うーん…あと困ったらメールしてきて。これ携帯ね。」
「おっけー！」
スンチョル「うーん…ほんとに大丈夫？」
「うん！」
スンチョル「一応ジョンハンに事情話しとくか？いや、話しておこう。そっちの方がいい
」
「話すの？まぁいっか！じゃあ話しといてね！」
スンチョル「うん、ちょっとごまかすけどな…てか学校までの道わかる？」
「うん！」
スンチョル「…気をつけてね。もし！もし！あれだったらすぐに帰ってきて！」
「うん！いってきます！」
スンチョル「いってらっしゃい！頑張れ！」
次の日、普通に学校があるから行かなきゃいけないんだけど、
ちっさい子供にお使いを頼むみたいに注意事項いっぱい言われて、
本当に心配みたい。
でも僕も一度くらい青春ってやつを楽しみたかったから大人しく、ハン君に迷惑をかけないように、こっそり楽しもう！
あとなんでスンチョルと一緒に行かないかっていうのは、もともとハン君家出るのめっちゃ早いんだって。
歩いて20分で着くのに、家を出るのは7時10分なんだって。
めっちゃ優等生。
だから僕も早くに出た。
正直言ってめちゃくちゃ眠い。
でも！頑張って行くんだぁ！
ーーーーー
学校に着いた。
いるのは朝練をしている部活の人たちだったり、先生ぐらいだ。
クラスにも誰もいない。
…暇だぁ。
いったいハン君はこんな早くに来ていつも何してるんだろう。
勉強とか？
でも僕は勉強したくないので学校探検に行こう！
こんなに早かったら多分誰にも会わなと思うから！
そう思い、机にかばんを置いて立ち上がる。
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作者名：たくあん | 作成日時：2021年4月13日 23時
