白狼天狗(仮)の犯罪都市生活記録【名探偵コナン】 (ページ6)

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5話ページ6

『…どうなさいました？』

黙って、何かを考え込む様子の4人に声をかけると、猫目の男性が声をかけてきた。

？3「えっと…その本物っぽい耳と尻尾にしても、さっきの白狼天狗？にしても、少し気になるんだけど…君はコスプレイヤーなのか？」

『こすぷれいやー？なんですか、それは。先程も名乗った通り、私は白狼天狗ですよ？それに、耳や尻尾もこの通り。』

耳を動かして、尻尾をぱたぱたとさせると、5人全員がギョッとした。

？「その耳と尻尾、本物なの！？」

『だから本物ですよ？
と…あぁ、そうです！すみません、私の刀を見てはいませんか？』

腰に差してあるはずの刀が無くなっていたので、聞いてみると安室さんが私にこう言った。

安室「そうだ。あの刀、真剣だったんだけど……真剣をいつでも抜ける状態で持ち歩いてしまうと、銃刀法違反になってしまうんだ。
だから、もしあれが君のものだとしてもお家から持ち出しちゃダメなんだよ」

『？？さっきからあなたたちは何を言っているんですか…？
それに、刀を抜ける状態にしておかないなんて、いざと言うときに使えないじゃないですか。
いえ、確かに私は妖術も武術も使えますが…』

そう言うと、5人は明らかに同様した様子だった。

…何かが、おかしい…？そう、おかしいんだ。ここが人里ならばそんな服装の人やこんな造りの建物、目立たない訳がない…なのに、私はこの人たちを見たことがない…。

『…今更ですし、失礼ですが、ここはどこですか』

少し警戒しつつも問いかけると、安室さんが口を開く。

安室「ここは、東京都米花市米花町だよ」

…その聞き覚えのない単語に、混乱していた頭の中がすっと纏まり、なぜ訳の分からない単語が出てくるのか理由が分かった。