白狼天狗(仮)の犯罪都市生活記録【名探偵コナン】 (ページ4)

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3話降谷(安室)side ページ4

安室「君になんと説明すれば信用してもらえるのかは分からないけれど、
一応、君がここに来るまでの経緯は説明するよ。

まず、僕と、向こうに僕の友人が4人いるんだけど、僕たちが一緒に居酒屋に行こうとしていたときに路地裏で君を見付けたんだ。
あのまま放っておくのも良くないと思って、君をここまで連れてきたんだけど…」

軽い説明を終えると、彼女はこちらの目をじっと見つめてくる。

彼女の頭にある耳がぴこぴこと動いているような気がして、不思議に思っていると彼女が口を開いた。

『…なるほど、どうやら嘘ではないようですね。分かりました、あなたの言葉を信じましょう。
…私は大天狗様にお仕えする白狼天狗の狼月セツナと申します』

大天狗に白狼天狗…やはり、何かのイベントとかの帰りだったのだろうか。
だが、あの耳は偽物だとは思えないようなものだ。

ハロの耳のようにリアリティが高く、もふもふとしている。…思い出したらハロを撫でたくなってきた。
帰りがけに風見のところに迎えに行き、連れて帰って久しぶりにたくさん遊んでやろう。

…と、そうだった。名乗られたからには俺も名乗らないと怪しまれてしまうな。

安室「僕は安室透。私立探偵をしているよ」

そう言うと、彼女はきょとんとした顔で首をかしげた。