2話 ページ3
目を覚ますと、見知らぬ場所にいた。
山でも、私の知り合いの誰かの家でもなく。
不思議に思いながらなにやらふかふかとしたレミィの家にもあったような…べっど?から降りて警戒しながら辺りの匂いを嗅ぐ。
…変態じゃないです、仕方ないんですからね!?
ここには、男が何人か…おそらく5人ほどいるようだ。
耳を澄まして静かにすると、隣の部屋から話声が聞こえる。
?「それにしても、びっくりしたよね!そう思わない?」
?2「おう。あんな場所に女の子が倒れてるなんて、驚いたなぁ。」
?3「見た感じ、15歳くらい…だったか?」
?4「あぁ。彼女に目立った外傷はなかったがあの刀…真剣だった。」
?1「嘘!?」
?5「…というか、そろそろアイツも起きる頃なんじゃねぇか?」
?4「そうだな、様子を見に行ってみるか」
…こちらに、来る!
咄嗟に身構え、腰に手を伸ばすも刀が無い。
仕方が無く、いつ入ってきても良いように武術の構えをとっておいた。
扉が開く。
?4「あぁ、起きていたん…!!」
姿が視界に入るや否や、そのまま飛びかかって蹴りを放ったが、間一髪で受け流された。
『…何が目的で私などを拐ったのです?悪いですが、私は武術が使えるので刀が無くても?4「ちょっと待ってくれるかな」…なんです?』
?4「君は、何か勘違いをしていないかい?僕は君を誘拐したわけではないよ。」
『…では、この状況は…?』
そう問いかけると、相手の金髪褐色の男性は少し悩むような素振りを見せた。
ラッキーカラー
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作者名:犬走セツナ | 作成日時:2019年8月20日 9時