到着 ページ6
「ここが『ひまわり園』……!」
あれから、少し森を行くと、可愛い保育園があった
森の自然とピッタリ合っている、可愛い保育園。
庭には、シーソーやすべり台、砂場、鉄棒、タイヤ__
様々な遊具が置いてあり、その周りで子供達が遊んでいる
子供達の顔に表情がない気がした。
多分、気のせいだと思うけど。
……
…
「こんにちは〜!あ、君!昨日の子だよねっ?!来てくれたの?!ありがとー!」
園のドアを開けた途端、女の子が飛び付いてきた
黄緑色の、左右で長さの違う髪をツインテールにした、可愛い女の子……
「あ、こんにちは。今日は、見学をしたくて…」
「見学?!良いよ良いよー!ぜひ、見学してって!」
女の子がにこり、と笑う
「それで、園に入れる子は?」
「あ、ここにいます。私の妹の、美穂子です」
私が言うと、美穂子が私の後ろから出てきた
「……………夏村、美穂子………」
「美穂子ちゃんか〜!可愛い名前!」
女の子がニッコリ笑うと、美穂子も少し安心したみたいだった
「えーと、じゃあ、見学してって!とりあえず、美穂子ちゃんを遊ばせて見る?他の子も、美穂子ちゃんと遊びたそうだし」
女の子が指差す方向を見ると、小さい子達がこっちを見ていた
顔は笑っていて、嬉しそうだったけど、
目に、力がなくて、どこか機械的な、虚ろな瞳だった。
気のせいだと思うけど
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作者名:うるみね ろん*小鬼A | 作者ホームページ:http
作成日時:2015年6月20日 20時