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山南さんと赤い液体 ページ26

『いったぁ……』



思わず独り言を言いながら右足を少し引きずりながら廊下を歩く。



引きずっているのはさっきつまずいて転んで、膝を擦りむいたから。



高校生にもなってだっさい怪我をしたなぁと思うけど怪我したものは仕方ない。



血もでているため保健室に絆創膏をもらいにいく。



『失礼しまーす』



山南先生がいると思いドアをあけるが中には誰もいない。



『え、運わる』



それでも血が出ている膝をそのままにするわけにはいかない。



中には入り絆創膏をさがす。



『な、なにあれ…』



探している途中にパッと目にはいったのは赤い液体。



見た目からして怪しすぎる。



理科室にあるような道具も揃ってるし…。



「おや、雪村くんではありませんか」



『ふぇっ!?』



私しかいない静かな保健室に突然別の人の声がしたため思わず変な声が出る。



振り向くとそこには山南先生がいた。



『山南先生かぁ、驚かせないでくださいよ』



山南「そのようなつもりはなかったのですが、失礼致しました」



そういいながら中へはいってきた。



山南「それ、気になりますか?」



山南先生が指しているのは赤い液体。



気になるといったらどうなるのだろう…。



『い、いえ…』



山南「そうですか。それより何か用があったのでは?」



『あ、足を擦りむいちゃって。絆創膏をもらいにきたんですけど、みつかったんでもういいです。もらっていきますね』



先ほどみていた赤い液体の近くに絆創膏をいれているケースがあったためそこから1枚抜く。



山南「まってください。きちんと消毒しましょう」



『えっ?いや、大丈夫ですよ…』



山南「おや、まだ消毒、苦手なのですか?」



考えていたことを言われてしまった。



小さい頃、それこそ試衛館のときから消毒が苦手。



それは今も変わらない。



けど高校生にもなってそんなこといえない。



『そ、そんなわけないじゃないですか』



山南「それはよかったです。昔のあなたは消毒をするときとてもいやがり困りましたからね」



山南先生はそういいながら消毒液を用意する。



山南「そちらに座ってください」



私も覚悟を決めるしかない。



そう思って座る。



『っ!!』



やっぱり苦手だった。痛い…。



山南「終わりましたよ」



『あ、ありがとうございます…』

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みひろ(プロフ) - 斎藤*梓さん» コメントありがとうございます!看病でかいてみようと思います! (2019年4月14日 21時) (レス) id: c934283b45 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤*梓(プロフ) - これからも更新頑張って下さい! (2019年4月14日 13時) (レス) id: 72bfd90a41 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤*梓(プロフ) - 面白くみさせていただいています。一くんの話、看病とかどうでしょうか?一くん真面目でしっかりものなので一くんが風邪ひいたりしたら可愛いと思うんです。後、個人的に一くんが誰かを頼ってるとこをみてみたいです! (2019年4月14日 13時) (レス) id: 72bfd90a41 (このIDを非表示/違反報告)
みひろ(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます(*^^*)ちーさまはかいてて楽しいです♪一くんは真面目なのでw (2018年12月28日 14時) (レス) id: cb3bc4bd21 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^風間君の、いきなり爆弾発言、思わず、笑っちゃいました^_^一君、真面目ですね^_^長い話、眠くならないのかなと疑問に思いました!続きが、すごく気になります^_^これからも、ファイトです^_^ (2018年12月25日 14時) (レス) id: 7cd0412924 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋桜 x他1人 | 作成日時:2018年11月10日 17時

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